いつも僕をそばにおいて
二度と離さないで
あの日に戻れたら

出典: https://twitter.com/oricon_no1_21st/status/895043031270801409

先に背中を押すようなことを言っておきながら、今度は「自分を置いて行ってほしくない」という泣き言をつぶやいているように受け取れます。

好きな人を応援しつつ、遠くに行ってしまうのは寂しいという人の複雑な気持ちでしょうか。

ここから怒涛の展開に!?

夜空の花火はもう消えた
祭りは燃え尽きた

出典: https://twitter.com/SAS_5555/status/905786968650297344

急に悲しみのどん底に落ちた感じになりました。

これは夏のお祭りが終わり、新たな道を歩きだす時が来たことを示しているようです。

楽しく華やかな時は長くは続きません。その後をどう進んでいくのか、考えなければならない時は必ずやってきます。

うねり来る波に乗るための勇気を
僕に与えてくれ
行くあてのないほどにつれぬ世の中だけど
頑張る君と生きた時代に万歳

出典: https://twitter.com/Tatawidepine/status/732183375943884800

ここでは、悲しくても前を向こうという気持ちが感じられますね。

スポーツの世界では不調やスランプ、また強大なライバルにぶつかって敗北することが多々あります。

人生も同じで、荒波が次から次へと押し寄せてきます。

そんな時に必要なのはたったひとつ、くじけず挑戦する勇気です。

その勇気をくださいと言っている歌詞ですが、頑張り続ける姿を見せてくれた人への賛辞も忘れていません。

最後はほろ苦く、でも未来に続く歌詞

さよなら 君がくれた未来に乾杯

出典: https://twitter.com/sas_bot/status/898862195898843136

これが歌詞の一番最後のフレーズです。

やはり、応援してきた好きな人とさよならする、失恋の歌なんですね…。

でも、さよならは必ずしもネガティブな言葉ではありません。

別れはお互いが次のステージに進むために必要なことである場合、これは背中を押してくれる大切な言葉になります。

しっかりとさよならを言ってこそ、好きな人の思い出を胸に未来へ進むことができるのでしょう。

こうして歌詞の内容を細かく見てみると、この歌はアスリートなど主役の人たちだけを応援しているのではないようです。

周りの家族や友達、サポートスタッフなど、表に出ない人たち皆のことも応援している曲なのではないでしょうか。

そう考えると、さらに自分のことも応援してくれているような、明るい気持ちになりますね。

まさかのあの人に嫌われてるって本当?

「君こそスターだ」が素敵な歌だということがわかったところで、気になるのが「この曲を嫌っている人」ですね。

こんな良い歌を嫌いな人っているの?と思いますが、なんとそれは作った当人である桑田佳祐なのです…!

「君こそスターだ/サザンオールスターズ」が○○は実は嫌い?!CMに起用された名曲の歌詞&PVを紹介♪の画像

作った人に否定されるって、どういうこと?

作詞・作曲した桑田佳祐本人がこの歌を嫌いというのは、ラジオなどで度々本人が口にしているので、間違いなさそうです。

この曲が好きな人には悲しい話ですが、何故なのでしょう?

 PV動画では、桑田佳祐はいつも通り、のびのびと気持ちよさそうに歌っており、そんな気配は感じられません。

しかし、サザンのデビューから40年近い月日が経ち、作ってきた曲は数え切れないほどある彼。

なかには、納得がいかない仕上がりの作品があっても不思議ではありません。

あるいは、歌っているうちに飽きてしまったのでしょうか。

どちらにしても、他人が良いと言っているのに作った本人が満足していないのは、桑田佳祐のプロとしての資質やプライドの高さを表しているのかもしれませんね。

他にもネガティブな話が…

余談ですが、この曲が不運に見舞われているのは、桑田佳祐に嫌われているという点だけではありません。

PV動画の半ばでバスケをしている少年が出てくるのですが、これが若き日の小出恵介なのです。

彼が不祥事を起こしてメディアから姿を消したのは最近のことで、当時はもちろん何の問題もありませんでしたが、なんとなくPVそのものにも影を落とす話ですね。