これまで凹んで下を向いて歩いてきても、ここからスタートすればいいのです。

今ここから走り出そう、と背中を押しています。

ダメでもいいじゃないか、また裏切られてもいいじゃないか、という意気込みすら感じるのではないでしょうか。

全てを出し尽くすことで、未来が少しでも変わればいいのです。

Unlucky Star

出典: 流星のHowl/作詞:TAKURO 作曲:TERU

この表現は、底辺からのスタートを意味しているのでしょう。

自分は運がなく世の中に裏切られた、と落ち込む人たちの希望となって欲しい…。

そんな思いを感じます。

わずかな光を追う少年の声はまだ小さく、頼りないけれど彼は皆の希望なのです。

You're my star

出典: 流星のHowl/作詞:TAKURO 作曲:TERU

上記の表現には、頑張れと応援している心見守っていくという大きな愛を感じます。

そして、君ならばきっと乗り越えられる、という励ましも含まれているのではないでしょうか。

立ちあがった強さ

GLAY【流星のHowl】歌詞の意味を考察!眼差しはどう変化した?3つのstarの真意を紐解く!の画像

「もう祈る必要も無い」と言って
最後の場面 幕が上がれば
流れ始める汗に
想い出 重なるシルエット

出典: 流星のHowl/作詞:TAKURO 作曲:TERU

神にすがる必要がないというのは、マイナスの意味ではありません。

すがらなくても生きていける強さや、心を決め戦いへ向かう足音を感じさせます。

他力本願で祈っても、どうせ報われないのだからもう祈るのはやめた。

他を頼って、差し伸べられる手を待つのはやめにしたのでしょう。

そして自分の足で勝負をかける今、全てが吹っ切れたのです。

スタートを切れば、辛かったことや絶望したことも脳裏に浮かんでくるのでしょう。

少年は勝者の道を歩んできたわけではなく、敗者としてステージに上がっていったのです。

報われなくても負けではない

人生には勝者と敗者がいます。

栄光の光に包まれる人は、ヒーローと呼ばれますが、その影には涙にくれる人も存在するものです。

けれど彼らは、消して人生に負けた訳ではありません。

TAKUROはそんな彼らも「Star」だといっているのです。

勝者のみがエースではない

優しさに背を向け そう泣いた日もあったよな
疲れた身体 横たえもせず
振り絞る夏の声 Summer Ace

出典: 流星のHowl/作詞:TAKURO 作曲:TERU

励ます声に背中を向けて独り涙を流したときもあったはずです。

何もかもが嫌になると、人の優しささえ拒絶してしまう時があります。

素直になれない自分はとても惨めであり、その姿にまた涙してしまうのでしょう。

満身創痍の身心を引きずりながら、休むこともしなかった。

おそらく、疲れを感じる余裕すらなかったのかもしれません。

Summer Ace

出典: 流星のHowl/作詞:TAKURO 作曲:TERU

この歌詞は「ダイヤのA」の高校球児を意味しています。

歌われているのは、マウンドに立つエースのみではなく補欠の少年たちも含まれています。

センターに立っていなくても、マウンドに立っていなくても夏の主役なのです。

誰よりも必死に頑張り続けた彼らは、間違いなくエースと呼べるでしょう。

3つ目のStar

Life is a game サイレン鳴り終わる時
誰もが儚い流れ星
Unlucky Star
めくれないページ 君のストーリー
誰にも読まれずに閉じて
Falling Star

出典: 流星のHowl/作詞:TAKURO 作曲:TERU