「接吻とフレンド/My Hair is Bad」のギター&ベースを上手く弾くコツ！スコア&歌詞あり♪

「特にやることもなかった」という歌詞がすごいです。

「今という時間を無駄にしてはいけない」ということを歌うバンドは見かけますが、こんな無力感をあらわしたフレーズを言ってしまうバンドが他にいるでしょうか。

しかし、「僕の未来が乾いている」という所に、かすかな不安や焦りも感じられます。このままで良いのかと考える自分もいるのです。

彼女が他に男がいても、全力で掌の上で踊る彼には関係がありません。いつでもキスして迎え、求められればそれに応えます。

この曲には、全力で都合の良い男をやりきりたいというダメな男の気持ちと、それを客観的に見てこのままではいけないと考えている自分もいるように感じます。

それは「接吻とフレンド」というタイトルにも込められているのです。「接吻とフレンド」を早口で言うとある言葉に聞こえますよね。

自分がそのような存在と変わらないと、自分に対して皮肉を言っているのだと思います。そのような不安を打ち消すために「まだまだまだまだまだ」と何度も繰り返しているのではないでしょうか。

今回は、My Hair is Badの「接吻とフレンド」について紹介しました。

潔いまでのダメ男っぷりが描かれた歌詞には愛おしさすら感じます。しかし、それだけではない焦りや悲しみも見え隠れするリアルな感情がこの曲の魅力だと思います。

この記事を読んでMy Hair is Badに興味を持った方は、2017年11月22日発売予定の3作目のフルアルバム「mothers」もぜひ聴いてみてください。