愛と欲望がテーマ

謳歌しろよ生命よ
愛とエゴの合掌祭
揺れる日々も崩れ始める
『初めの悲劇』へ足並み合わせて

出典: アウターサイエンス/作詞:じん 作曲:じん

愛と欲望の世界(人間の世界)をせいぜい堪能すればいいさ。

しかし、またしばらくしたら同じループを繰り返すだけだよ。

『返して』と嘆いたって
『もう嫌だよ』と哭いたって
知る事かよ それが運命だ
酷く脆くちゃちな物語(ひび)が正銘だろう

出典: アウターサイエンス/作詞:じん 作曲:じん

「日常の生活を返して」とか「もう嫌だ」と泣いても、

そんなの知ったことではない、運命なんだよ。

お前たちの人生なんて、とてももろく小さなものなんだ。

リズム感の良い語が並ぶ

なんて馬鹿な生命だ
何度でも 抗って
同じ話(ひび)へ逆流(もど)り始める
無謀に 無様に
泣いて、哭(な)いて、啼(な)いて、綯(な)いて

出典: アウターサイエンス/作詞:じん 作曲:じん

なんて愚かな生き物だ。何度も抵抗して、また繰り返す。

泣き叫ぶ姿は無様(ぶざま)以外の何物でもない。

抗(あらが)うなど、無謀な行為なのだよ。

 

「泣いて、哭いて、啼いて、綯いて」は韻を踏んだ言葉遣いで音楽的です。

哭く=大声で泣く、啼く=深く悲しんで泣く、綯う=より合わせる、あざなうことで、

最後の一つだけ意味が違っています。「綯う」の意味するところははっきりしませんが、より合わさるような「メカクシ団員」を形容したもの、または禍福(正・負)を象徴しているのかもしれません。

罪を感じさせる部分

あぁ無様な生命よ
『なんで?』だのと言う前に
求め過ぎた 罪に傅(かしず)け
虚ろな奇跡が 弾けて崩れて

出典: アウターサイエンス/作詞:じん 作曲:じん

無様な生き物たちよ(メカクシ団員、広く人間)。

「何で?」と言う前に、深い欲望の罪に対して身をつくすべきだろう?

奇跡なんて虚ろなもの。

泡沫(うたかた)のようにはじけてなくなってしまうのだから。

 

補足) 求め過ぎること(深い欲望)は罪であると考えられています。

『もう、なんだか良いや』って
何度もただ泣いたって
終わりすらも 直に薄れる
次の次の次に来る
次の次の日を
次の次の次も 嘲笑しよう

出典: アウターサイエンス/作詞:じん 作曲:じん

「もう、どうでもいいや」と投げやりになり、

何度も泣いたりしたとしても、すぐにまた繰り返す。

終わりを最後まで感じることはできない。

輪廻は続く、欲望の続く限り…

そんな人間の抗う姿をただあざ笑うだけだ。

『アウターサイエンス』のギターコード

ギターを弾いている方は、この曲をチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ギター初心者の方でも取り組みやすい曲だと思います。

原曲キーはEmです。

基本的なコード進行はEm→G→Am→C、Em→G→Am→Fで、イントロからAメロまで続きます。その後A、B、Bmなどのコードが出てきますが、進行についてはコード譜で確認してみてください。

エレキで演奏することが多いと思いますが、パワーコードを基本にして演奏すると良いでしょう。 パワーコード以外の部分はいろんなアイデアで工夫してみるとよいでしょう。

間奏でピッキングハーモニクス+チョーキングビブラートを組み合わせたカッコいい演奏を聞いたことがあります。

エフェクターはひずみ系とモジュレーション系が合うかもしれませんね。

おわりに

いかがでしたか?

人を愛することは欲望=罪なのでしょうか?

愛する人を失いたくない願い・祈りは悲劇のループを生んでしまいましたね。

「愛」について再び考えさせられる詞だと感じることができました。

貴方の胸にはどのように響きましたか?

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