運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
そういうことって確かにあると
あなたをみててそう思う
出典: 無縁坂/作詞:さだまさし 作曲:さだまさし
確かに“運がいい人”と“運が悪い人”っていますよね。
コンサートのチケットを当てようと応募しても私は全然当たらないのに、友達は映画の試写会に何度も当たったりすることがありました。
世の中に“運がいい人”と“運が悪い人”と決めてしまってはいけないのでしょうけれど、“運”ってあると思いませんか?
でも、この場合の歌詞はそんな生易しいことではないのですよね。
お母さんをみていてそう思うということは、お母さんの人生で“良くない出来事”があったのではないでしょうか。
忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生
出典: 無縁坂/作詞:さだまさし 作曲:さだまさし
出てきました“忍ぶ不忍(しのぶしのばず)”の歌詞です。
「忍」とは“こらえる”ことや“我慢する”という意味があります。
最後の歌詞に“ささやかなぼくの母の人生”とあることから、お母さんは人生の中で我慢することの方が多かったように思います。
“坂”はお母さんが険しい人生を歩んできたことをたとえていたことがよくわかります
人生に「ふぅ~」とため息をつきたかったのでしょうね。
やはり、さだまさしが書く歌詞は意味が深いです。
いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに白い手は とても小さくなった
母はすべてを暦に刻んで
流して来たんだろう
悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに
出典: 無縁坂/作詞:さだまさし 作曲:さだまさし
幼い子どもだった“僕”も、だんだんと大きく育ちました。
それと反比例するように“お母さん”は年を取って小さくなってしまったことに気づきます。
あの白くやわらかだった手も今では小さくなってしまいました。
2番の歌詞は時が過ぎ、若かったお母さんが年老いた姿を描写したものとなっています。
そして、お母さんは悲しいことも苦しいことも、すべてを“時間”という“暦”に刻んでいたのでしょう。
カラオケで「無縁坂」を歌う
歌う時のコツ
カラオケで、明るい歌を歌って盛り上がることも楽しいもんですが、たまに「無縁坂」のようにしっとりとした歌を歌うことも周りの雰囲気が変わっていいのではないでしょうか。
そして、「無縁坂」を歌う場合のちょっとしたコツを知っていることで、きっと聴いている人の感動を呼ぶことができるでしょう。
「無縁坂」は“ト短調”という、暗いというよりも“悲しさ”を含んだ調性であることが特徴です。
短調だからといって重く暗い感じにならないように歌うことを心掛けておきましょう。
また、この曲のテーマは「お母さん」なので、おかあさんを思い浮かべながら歌っていただきたい歌でもあります。決して淡々と歌ってしわないようにしましよう。
さだまさしのギターと絹のような艶のある細い声が見事にマッチしている歌です。
ぜひ、ギターにも挑戦してみてほしいと思います。
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