欅坂46「不協和音」４thシングル！平手友梨奈/歌詞詳細

どういう内容に対してなのかはわかりませんがとにかく嫌だって思いはひしひしと伝わります。

周りが全員「YES」と言っている中で「NO」と声を上げることはとても大変なことだというのは想像に難くありませんが、どんなことがあっても屈しないという想いは伝わります。

また「言わない」だけじゃなく「沈黙しない」と言う言葉で、自分の嫌なことがあった時に同調するのでもなく、またあきらめるのではなく戦い続けるという強い意志を感じることができます。

周りと合わない音でも出し続ける。まさに「不協和音」ですね。

「YES」を選ばないことで周りとの距離ができてしまう。

同調しないということだけで裏切り者扱いされ、仲間だと思っていた人からも攻撃されることもあると歌います。

自分の意見を言えない人の多くは、この裏切り者呼ばわりされることや仲間外れにされることを恐れているのではないかと思います。

そして平手友梨奈さんが叫びます。押し殺さずに真っ直ぐに。

歌ではなく魂の叫びに鳥肌が立った人も多いのではないでしょうか。

サビはパワフルで強い歌詞が続きます。

自分の正義に責任を持って戦っていく。敵を作ってもいい、嫌われることなんか恐れないで自分の正しいと信じた道を貫くんだという姿勢がかっこいいですね。

世間から期待され周りからいろいろ言われるかもしれないけれど、媚びを売る必要はない。自分たちの道をすすめと秋元康さんから欅坂46へ送られたメッセージのようですね。

ここからは自分がこうするという決意ではなく、私たちに語り掛けてきます。

君はどうなのだ？理不尽なこととわかっていて黙って従うのか？と責め立ててきます。強く厳しい批判ですが自分も声を上げて戦おうという力が湧いてくるフレーズですね。

君はそのままでいいのかという投げかけにこたえるように、ここで改めて叫びをあげたのは長濱ねるさんです。

彼女は両親の強い反対にあい欅坂46の最終審査を辞退し、それでもあきらめきれず両親とスタッフを説得して欅坂46のメンバーとして3か月遅れで新加入しました。

親の意見に「NO」と言えなかった彼女が叫ぶからこそ、この声は響いてくるものがあります。

自分という一人の人間の存在証明をしてみろよ！と投げかける歌詞が続きます。

右向け右では生きている価値がないと言い張ります。

不協和音は不安定で不快を感じることもありますが、使い方によっては新たな魅力をだすことがあります。

人間が一人ひとりが声をあげ不協和音になったとしても、そこで新たな魅力がでるかもしれないと語ります。

そしてラストに向けてサビを重ねます。

不協和音であることは悪くない。自分の正義を貫け！と繰り返します。

不安や恐怖を暗示をかけて忘れるようにして自分を鼓舞しているようにも感じます。