「UNISONIA」のPVをチェック
TRUEさんの見惚れるほど美しいドレス姿
創大な楽曲にマッチしたドレス姿のTRUEさんの美しさに思わず見惚れてしまいます。
TRUEさんは唐沢美帆名義でソロ歌手としてデビューする前にグラビアアイドルもしていたことがあるそうです。
納得の美しさですね。
PVは工場跡のようなところで撮影されていますが、TRUEさんの優雅なドレス姿もあってそれが古城に見えてくるほどです。
楽曲自体はアニメ放映時と違ったアレンジになっていますが、力強さを感じるアニメ版も、創大なPV版もどちらも魅力的なサウンドです。
PVの中で2色のドレスを着用していますが、これは、2人が協力して戦うアニメのイメージを取り入れているのではないでしょうか。
「UNISONIA」の歌詞を紹介
それでは「UNISONIA」の歌詞を見ていきましょう。
唐沢さんは「UNISONIA」の作詞にあたって「台本を読んで書かせていただいた」と話しています。
この歌詞を見てみると主人公とヒロインの少女の関係がつづられていますが、おそらく完結編は含まない第13話までの内容だと思います。
まだ見ぬ空に希望重ねて
羽撃(はばた)け
まだ見ぬ空に 希望(ひかり)重ねて
哀しみの重さに 負けたりしないで
永遠に響け UNISONIA
出典: UNISONIA /作詞:唐沢美帆 作曲:fandelmale 編曲:酒井拓也
タイムリープした未来で主人公とヒロインの少女は敵となって戦います。
主人公は少女との過去の記憶を持っていますが、少女は未来の記憶しか持っていません。
むしろ戦闘中に主人公に呼び掛けられた少女は味方から疑われることとなって主人公に敵意を募らせていきます。
誰も自分のことを知らないひとりぼっちの未来。
何もかも分からない未来で少年は、自分を知っているはずの少女とも戦うことを余儀なくされます。
それでも少年は少女のことを想わずにはいられません。
「まだ、見ぬ空」は、戻れない過去。
造語のUNISONIAは、斉唱するという意味の「UNISON」に「NIA」を重ねることで、場所や詩のような響きも与えているのではないでしょうか。
UNISONは斉唱という意味よりも、少女や主人公とともに戦うパートナーなど、主人公を取り巻くひとたちと織りなす絆の詩。
過去も未来もない。少年がいて、絆をつなぐその世界がUNISONIAなのでしょう。
その絆をつなげていってほしいという作者の想いも歌詞全体に乗せています。
背中合わせのふたり
君がみてるその世界は
どんな色をしてるのだろう
〈Measure feeling match〉
失くす痛みなんて
慣れたくはないのに
こんな夜も星はきれいだね
手のひらからこぼれ落ちてく
錆びれたコインのように
<モドレナイ><カエリタイ>
背中合わせのふたり
出典: UNISONIA /作詞:唐沢美帆 作曲:fandelmale 編曲:酒井拓也
主人公の少年が少女に語りかけるように呼び掛けます。
自分のことを知らず、敵として立ちはだかりながらも、少年は少女への想いを断ち切ることができません。
自分を未来に送ったクラスメートというよりも、何か強いつながりがあることを感じているのかもしれません。
主人公の二人は戦闘中に墜落して無人島の洞窟で一夜を過ごすことになります。
再三の主人公の説明にも、少女は主人公の話しを信じることができません。
「失くす痛み」は少女との二人の関係です。
未来、戦争、二人の関係。
信じたくない非現実的な世界も当たり前のように時は流れて、過去の現実はどんどん遠ざかっていきます。
目の前にいて、話すこともできるのに二人の想いは重なりません。
それでも時間だけは流れていきます。
そんな二人の切ない情景と心情がつづられています。
コーラス部分の「Measure feeling match」は感情の一致を測定するという意味で、アニメでも使用されているワードです。
褪せない想い絆に変えて
穿撃(つらぬ)け
褪せない想い 絆に変えて
色のない世界を塗り替えるように
届け このシンパシー
Growing the wing
想い通りの 未来を創ろう
運命さえ 変えてゆける
時を越えて UNISONIA
出典: UNISONIA /作詞:唐沢美帆 作曲:fandelmale 編曲:酒井拓也
主人公はそれでも少女に分かってもらうこと。
そして、この世界で生き抜くこと。
過去に戻ることをあきらめません。
絶対に自分の気持ちが届くはずだと少女に語り続けます。
「想い通りの未来を創ろう」というのは未来を変えるという意味ではありません。
この未来でも信じあえる仲になりたいという主人公の気持ちです。
そしていつか一緒に過去に戻ろうという決意を示しています。