「警視庁・捜査一課長」主題歌のロックチューン

立ち向かう人々への応援歌

「Singin' Now」は2020年5月13日に配信リリースとなったGLIM SPANKYのナンバーです。

彼らのルーツに立ち戻ったホーンセクションを印象的に使ったロックンロール・サウンド

ブギーでパワフルな歌声は聴くものにパワーを沸き立たせてくれます。

制作当時は新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が出され、誰もが外出自粛を余儀なくされました。

ライブをはじめとする音楽活動ができなくなり、ミュージシャンにも大きな影響があった時期。

そんな閉塞した毎日にパワーを与え、背中を押してくれるようなナンバーです。

そんなパワフルなロックンロール・ナンバーを、歌詞から解き明かしていきましょう。

ステップを踏む意味とは何か?

合言葉が意味するものとは?

その点に注目しつつ、読み解いていきます。

「捜査一課長」キャストとのコラボムービーも

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は音楽のみならず、多くのものに影響を与えました。

ドラマの収録もそのひとつ。

感染拡大を避けるため多くの収録現場が収録を止め、新たな撮影方法を模索することとなりました。

「Singin' Now」が主題歌となっているテレビ朝日系の木曜ミステリー「警視庁・捜査一課長」。

このドラマもまた、放送の延期やリモートによる収録などの方法を取ることとなります。

しかしそんな中、ファンには嬉しいコラボムービーが届けられました。

多くの人が自宅での生活を余儀なくされたこの日々。

「捜査一課長」キャストとGLIM SPANKYがリモート撮影したムービーがYouTubeで公開されました。

生演奏の「Singin' Now」に乗せて、おうち時間を楽しむ「捜査一課長」メンバーが映されています。

まるで「捜査一課長」登場人物たちのプライベートを覗き見ているようなムービー。

辛い自粛生活の中でファンに楽しみを送ってくれた素敵なコラボムービーです。

閉じ込めた想いをリズムに乗せて

苦しい時ほど音を楽しむ

吐き出したいことリズムに乗せ
ロックンロールシューズでタップタップタップ

出典: Singin’ Now/作詞:松尾レミ 作曲:GLIM SPANKY

ロックとは、自分の想いをリズムと音に乗せてぶつけるもの。

不満や鬱屈した感情、未来への不安。

あるいはポジティブな応援や恋の想いかもしれません。

どんな想いでもリズムに乗せれば、それはロックンロールなのです。

ロックと正面から向き合ってきたGLIM SPANKYだからこそ似合うフレーズ。

ロックンロールシューズは50’ファッションを代表するロカビリーシューズを思い起こさせます。

レトロなロックンロールを思わせる「Singin' Now」のサウンド。

まるで昔のロックスターになったかのように、ロックンロールシューズでリズムを刻む。

歩くだけでも踊るような、弾む気持ちを感じます。

自分の心が喜ぶものを信じて

正気じゃないと笑われるけど
僕が良いならばイッツオールライト

出典: Singin’ Now/作詞:松尾レミ 作曲:GLIM SPANKY

言いたいことを音に乗せ、リズムに身を委ねて踊る。

そんな姿を良識ある大人は眉をひそめて見るかもしれません。

事実、ロックンロールはずっと「お行儀のいい音楽」とは対極の存在でした。

ですが、今は音とリズムを全身で楽しむ時間。

自分が楽しく心地よいなら、それで良いのです。

この曲がリリースされた前後、多くの人が緊急事態宣言に応じて家での毎日を余儀なくされました。

思うように遊びに出かけたり、人と会うことも叶わない毎日。

けれど、音楽はどんな時でも寄り添ってくれます。

自分と音楽の間には自分の心だけがあればいい。

どんな環境でも、楽しいと感じられるのならそれで良いのです。

「合言葉」が意味するもの

心が傷ついた時に必要なもの

しょうもない事に撃たれ 
穴が心に開いたら思い出して 
聴かせて 合言葉を

出典: Singin’ Now/作詞:松尾レミ 作曲:GLIM SPANKY