マンダム GATSBYのCMソング
無茶苦茶カッコイイですね。米津のシングル「TEENAGE RIOT」、直訳すると「10代の暴動」。
誰もが受け入れやすい「Lemon」という大ヒットを飛ばした後の自由さが見受けられます。
とくに両A面シングルのもう1曲「Flamingo」は、凝りに凝った作りになっている感じです。
「TEENAGE RIOT」は「Lemon」ほどではないものの、もう少しわかりやすいのではないでしょうか。
マンダム GATSBY(ギャツビー)のCMソングなので、若い男性を意識した内容になっています。
GATSBY COP スタート篇
「TEENAGE RIOT」が起用された、マンダム GATSBYのCMです。
俳優チャールズ・ブロンソンの名台詞「う~ん、マンダム」で知られる男性向け化粧品メーカー。
そのなかでもGATSBYは、1970年代後半から続く大人気の若者向けブランドです。
歴代のCM出演者はショーケンこと萩原健一さんや松田優作さん、木村拓哉さん、松田翔太さんら。
今回「GATSBY COP」と銘打ったCMが始まり、柳楽優弥さんと新田真剣佑さんが出演されています。
そのCMソングが「TEENAGE RIOT」。
若者向けのカッコイイ曲でなければならなかった、とも言えるでしょう。
スタート篇の15秒バージョンでは、間奏から2番の最初にかけての部分が使われています。
GATSBY COP 第1部篇
さらに第1部篇の15秒Aバージョンでは、「TEENAGE RIOT」のサビを聴くことができます。
WEB限定映像もアリ
「GATSBY COP」のCMコンセプトがわかるWEB限定映像「エピソードZERO」も公開されています。
こちらでは「TEENAGE RIOT」のイントロとサビをたっぷり堪能できるでしょう。
必要とするものを選ぶ時代というテーマや雷鳴・爆発といった大掛かりな特撮が見どころです。
このモチーフは「TEENAGE RIOT」というCMソングにも共通しています。
MVは初のモノクロ
CMで部分的に「TEENAGE RIOT」を聴くだけじゃ物足りない!という人はこちらのMVをどうぞ。
米津史上初のモノクロ映像になっているところがシビレますね。
頭上から始まり、フラフラ体を揺らすイントロなので米津、踊り出す?と思いきや、バンド演奏。
ギター中島宏士さん、ベース須藤優さん、ドラム堀正輝さんというライブと同じメンバーです。
ライブ未体験の人にとっては、謎多き米津の歌唱シーンが見られる貴重な映像でしょう。
林響太朗監督
光と影を駆使した、美しくも迫力ある映像を作り出したのは林響太朗監督。
あいみょんの「愛を伝えたいだとか」やNulbarichの「Kiss You Back」のMVでも知られます。
この「TEENAGE RIOT」のMVで個人的にツボなのは、「グルーミー」という歌詞のときの横顔。
そしてラストでマイクを捨て置くところです。「10代の暴動」っぽい投げやりな感じですね。
ちなみに「グルーミー」とは「暗い・陰気な・悲観的な」といった意味。
森チャックさんのイラストや毛皮のマリーズのアルバムタイトルにもなっています。
「グルーミー」つまり暗いという歌詞もあることから、モノクロのMVになっているのでしょう。
そんな気になるキーワードが続出している「TEENAGE RIOT」の歌詞について深掘りしていきます。