宮本浩次

唯一無二のシンガー

宮本浩次【sha・la・la・la】歌詞を考察!憧れた大人の姿と大人になっても追いかけたい夢を深読みの画像

日本を代表するロックボーカリスト宮本浩次(みやもとひろじ)

天性の歌声と抜群のソングライティングセンスを持った唯一無二のシンガーです。

その類まれなる才能は少年時代から確認されています。

小学生時代にNHK東京児童合唱団に在籍し、ソロを任されるほどの存在だったのです。

当時10歳だった1976年には【はじめての僕デス】でレコードデビュー果たしています。

【はじめての僕デス】はNHK「みんなのうた」で放送され、10万枚のヒットを記録。

宮本浩次は童謡歌手として音楽キャリアをスタートさせていたのです。

中学生になるとロックに傾倒し、同級生とバンドを結成。

そして1988年にエレファントカシマシのフロントマンとしてデビューを果たします。

その独特なキャラクターと男らしい歌詞、広い声域と果てしない声量。

それらを武器に【悲しみの果て】【今宵の月のように】をはじめとする多くのヒット曲を生み出しました。

エレファントカシマシは現在まで20年以上にわたり日本のロックシーンを支えてきたバンドです。

ソロ活動

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宮本浩次は現在、エレファントカシマシでの活動と並行してソロ活動も行っています。

先述したとおり初めてソロデビューを果たしたのは1976年の10歳の時、童謡歌手としてです。

しかしエレファントカシマシ結成後は長らくバンド一筋で、ソロ活動は行われませんでした。

そんな宮本浩次がソロ活動を始めるきっかけとなったのは2018年の椎名林檎とのコラボレーションです。

椎名林檎楽曲【獣ゆく細道】に宮本浩次が客演として参加する形でコラボレーションが実現。

2018年10月に配信シングルとしてリリースされ、「Mステ」での2人のパフォーマンスも話題になりました。

続いて2018年12月には東京スカパラダイスオーケストラ【明日以外すべて燃やせ】にゲストボーカルで参加。

そして2019年2月にソロシングル【冬の花】をリリースし、本格的にソロ活動を開始したのです。

以降精力的にシングルをリリースし、2020年3月には1stソロアルバム『宮本、独歩。』をリリース。

2020年11月にリリースしたカバーアルバム『ROMANCE』は自身初のオリコン1位を記録しました。 

【sha・la・la・la】

最新シングル

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2018年のコラボを経て、2019年に本格的に始動した宮本浩次のソロ活動。

短いスパンでアルバムを2枚リリースするなど、凄まじい勢いをみせています。

この記事で紹介するのはそんな宮本浩次のソロ楽曲【sha・la・la・la】です。

【sha・la・la・la】は2021年6月16日に最新シングルとしてリリースされました。

ドラマ「桜の塔」主題歌

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【sha・la・la・la】はテレビ朝日系木曜ドラマ『桜の塔』主題歌です。

『桜の塔』は2021年4月〜6月まで放送された玉木宏主演の刑事ドラマ

玉木宏演じる主人公の上條漣が警察官のトップである警視総監を目指す物語です。

警視総監を目指す理由は父親の死の真相を究明するためでした。

その目的のためなら手段を選ばない冷酷な側面を主人公は持っています。

そんなドラマ主題歌が宮本浩次の【sha・la・la・la】です。

【sha・la・la・la】は夢に対する想いが強く込められた歌になっています。

ドラマの主人公上條漣の夢は警視総監になることでした。

では宮本浩次の夢はいったいどんなものなのでしょうか。

絶対勝つ

幼い頃の誓い

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遠い星空に誓った幼き日
俺は絶対勝つってよ
強く 気高く やさしく
でっかい heart で街をゆく男なのさ

出典: sha・la・la・la/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次

冒頭では幼い頃に誓った夢について歌われます。

その夢とは「勝者になる」というものでした。

何においてなのか、何に対してなのかは語られず、それは非常に抽象的な表現です。

はっきりとした具体的なゴールのない抽象的な夢ほど難しいものはありません。

しかし幼い頃に感じた「勝者になる」という夢を目指して街をゆくのです。

今も変わらない想い