(Sadistic desire)
I’ve got ecstasy, But I feel the tear is falling down
I’ve got ecstasy, But I feel the tear is falling down
I’ve got ecstasy, But I feel the tear is falling down
Oh, yes I have got ecstasy, I’m seized with it
出典: Sadistic Desire/作詞:Yoshiki 作曲:Hide
和訳「(彼は冷淡な)血まみれの獣。私の本性が現れる。私の身体を引き裂け。」
「(加虐的な欲望)私は、絶頂し歓喜する。しかし、涙が落ちるのも感じる。沸き起こる快感に、捉えられてしまった。」
傷つけ合い快楽に溺れながらも涙しています。
迷いを感じながらも求め合う、理性ではなく本能が求めてしまうものは止められない、という鋭い描写といえます。
この曲は、シングルバージョンとアルバムバージョンで楽器隊の演奏とコーラス、ボーカルエフェクトなどが異なります。
全体のバランスとしてはアルバムバージョンがオススメですが、ギター、ベースがより技巧的なのはシングルバージョンです。
どちらのアレンジでもYoshikiのドラムは冴えまくり、複雑極まりないリズムを叩き出しています。
第7位 DAHLIA
永遠の1秒に流れる
涙を飾らないで…もう二度と
OH MY DAHLIA
誰もが持つ心の傷跡に
流れる雨は…
出典: DAHLIA/作詞:Yoshiki 作曲:Yoshiki
自分の元を去ってしまった恋人の心変わりを詠った歌詞ということになりそうです。
涙を飾る=嘘をつくところから、別の人の所へ行ってしまったのでしょうか。
「誰もが持つ心の傷跡に流れる雨」など、恋愛感情だけでなくより深い所へ掘り下げていくのがYoshikiらしいと感じます。
YOU’LL SEE BLUE SKY
形のない夢でもいい
明日の風にかざして
羽ばたく 今 OH
出典: DAHLIA/作詞:Yoshiki 作曲:Yoshiki
和訳「君は青い空を見るだろう」
羽ばたいていくのは寂しい、しかし羽ばたいて辿り着いた先で幸せになって欲しいという思いが含まれていそうです。
別れても、感謝の気持ちが残り続けています。
一方、この曲のアレンジは、優雅、華麗といった表現がしっくりくるのではないでしょうか。
弾き出されるイントロから、オーケストラが煌めくアウトロまで一気に駆け抜けていきます。
中間部ギターソロの前の重くのしかかるパートが苦悩している様子をよく表していると思います。
第6位 Week End
鏡を見つめながらふるえる体に
流れはじめた透き通る血を
青白いおまえの心に
絡ませ幻覚に消えて行く最後の涙を
拾い集めて血の海にまどろむ
Week End
出典: Week End/作詞:Yoshiki 作曲:Yoshiki
歌詞のストーリーとしては、恋人と別れ自ら命を断ち意識が遠のいて行くちょうどその時の描写です。
流れ始めた、生暖かい血をおまえの心に絡ませても、もうその青白い心は冷たいままだと嘆いています。
週末と終末にかけて、Week Endというタイトルにも遊び心が感じられます。
第5位 X
第5位は、押しも押されぬ代表曲の「X」です。この曲を知らないとライブでXジャンプができないという弊害があることを考えると1位でもよかったかも知れません。
乱れた愛に流され おまえは全てを失った
身体貫く叫びで おまえの心壊してやる
X感じてみろX叫んでみろX全て脱ぎ捨てろ
X感じてみろX叫んでみろX心燃やせ
出典: X/作詞:白鳥瞳 作曲:Yoshiki
ここで登場する「おまえ」というのはファンのことではないでしょうか。
全て捨ててしまえ、俺たちの叫びがおまえ達の心をぶっ壊してやるという意味です。
心を壊して、全て脱ぎ捨てたら、スッキリするじゃないですか!
この曲の途中でMCやメンバー紹介をすることが多く、「腹から声出せ」「お前らそんなんでいいのか」「全部出しちゃえよ」などとにかく悔いを残さないようにと煽ります。
とことんライブを楽しんで欲しいという姿勢が表れていますね。