ONE OK ROCK【Mr.現代Speaker】歌詞を和訳して解釈！一日の終わりに思うことは…？

2011年にリリースされたONE OK ROCKの5枚目のアルバム「残響リファレンス」。

ONE OK ROCKの初期楽曲も収録された最新のONE OK ROCKとも一味違ったアルバムです。

全編英詞の楽曲も多く収録され、海外ファンの反応を意識した仕上がり。

全体的にロックナンバーを守りつつも、日本人特有の情緒的感情を表現した作品も。

そんな「残響リファレンス」の中で今回注目するのは「Mr.現代Speaker」です。

ONE OK ROCK初期の尖がって青臭さが魅力でもあったこの曲は何を伝えてくれるのでしょうか。

メッセージ性の強い楽曲を作る彼だけに、今回の「Mr.現代Speaker」というタイトルも気になります。

歌詞の和訳と解説をしつつ、ONE OK ROCKの変化する音楽性について語りたいと思います！

どうぞ最後までお楽しみください♪

まずはこちらをご覧ください！

「Mr.現代Speaker」のライブ映像です。

鳴り響くギターから始まるこの曲はTakaの歌声が渋くて素敵です。

このライブの時は喉を壊してしまったそうで、半音さげているようです。

かすれる裏声がなおのこと楽曲とマッチしていますね。

こういうトラブルもライブの醍醐味！

現在のONE OK ROCKと雰囲気も違い、まだまだ尖がっている時代です。

調べたところによるとこの「Mr.現代Speaker」はTakaの両親の離婚がきっかけだったそうです。

自分の夢と親の夢と…

その中で葛藤している時期があったTaka。

今となってはすべての経験が無駄ということはなく、彼にとってプラスだったと思います。

色々な世界を見て考えを知り、今のONE OK ROCKのTakaという存在があるのです。

しかし、親の離婚となるとやはり子供は傷ついてしまいます。

そんな孤独感のような想いが伝わってくる内容です。

今回は、そんなTakaの心を想像しながら解説してみたいと思います！

（僕にはわらないんだ）

（誰も僕に答えを教えてはくれない）

（君は僕に届けてくれる？）

謎の存在”Mr.現代Speaker”に問いかけています。

実状とは「実際の事情」です。

それを”どうなっているんだ？”と問いかけていることからも不満や不安がうかがえます。

3行目の歌詞では、静けさが連鎖して想像するしかできない状況なのでしょうか。

”俺”も今の状況を説明できないし、誰も答えを知らない。

誰も教えてはくれないということからもどうなっていてどうなるのか予測不能なのだと思います。

そんな理解しかねる状況に、自分ではコントロール不可能という意味に解釈できますね。

そして心ここにあらずというように、何にも集中できないような不安定さがあります。

そんな不安な胸の内が伝わってくる内容です。

誰もここにいる俺を見つけられない

ここは俺の秘密の隠れ家

誰も知らないし知るわけない

でも俺は負けてる気がする

俺は一人でこの角にいるんだ

秘密の隠れ家にいて、誰も見つけることができないと言っています。

彼にしかわからない秘密の場所。

そこにいるのに、負けている気がするというのはどういうことでしょうか。

淋しい孤独を感じて心を閉じ込めているとも解釈することもできます。

両親の離婚という大きな問題を制御することはできません。

だからこそ、子供の気持ちとして不安で傷つき、複雑な心境なのかもしれません。

1人淋しくこの角にいて、何を待っているのでしょう。

もしくは…

誰も答えを知らない、制御不能で非常事態の世の中から隠れているのかも。

人知れず危機感を持って、静観しているのかもしれません。

”誰もここから救い出してはくれない”

そんな心の声が聞こえてきそうです。