終始、ポーカーのペースを握るガガのかっこよさ
恋愛の駆け引きを心から楽しむ様子を描いた2番
I wanna roll with him a hard pair we will be
A little gambling is fun when you're with me (I love it)
Russian Roulette is not the same without a gun
And baby when it's love if its not rough it isn't fun, fun
出典: Poker face/作詞:Lady Gaga・RedOne 作曲:Lady Gaga・RedOne
”彼と絡み合ってじゃれ合いたいの そしたら2人きっとアツいペアになれる
あたしと一緒にいたら少しの駆け引きでも病み付きになるはず(最高でしょ)
ピストルのないロシアンルーレットなんてつまんないのと同じ
愛もそう、ちょっとしたスリルがなきゃ全然楽しめないじゃない”
そのまま2番に突入します。ここでもガガは依然ペースを握ったままですね。
余裕すら感じさせる言葉が並びます。
「ペア」とありますが、あくまで楽しませているのはガガです。
「あたしといたら病み付きになるはず」という言葉で主導権を握っているのはどちらか分かりますね。
たしかにただ平凡な恋愛なんて楽しくないでしょう。個性がぶつかって、だましだまされながら進むから面白いのです。
たしかに自分が傷つくかもしれないというスリルはあるでしょう。
それでもガガは守りに入りません。あくまで攻め続けます。
普段のファッションを含めて、ガガの生き方を感じるパートですね。
ガガが持っている「カード」とは
負けるはずがない最強のオリジナリティー
I won't tell you that I love you
Kiss or hug you
Cause I'm bluffin' with my muffin
I'm not lying I'm just stunnin' with my love-glue-gunning
Just like a chick in the casino
出典: Poker face/作詞:Lady Gaga・RedOne 作曲:Lady Gaga・RedOne
”愛してるなんてこと言ってあげない
キスもハグもするわけない
どうせあたしの”ナカ”で騙せるんだから
嘘じゃないわ。あたしカジノにいる小娘みたいに
SEXは得意なのよ”
愛だの恋だの言っているような恋愛はガガにはつまらないモノなのです。
だから体の関係だけで危険な関係を続けようとします。
Take your bank before I pay you out
I promise this, promise this
Check this hand cause I'm marvelous
出典: Poker face/作詞:Lady Gaga・RedOne 作曲:Lady Gaga・RedOne
先に銀行に行っておけば?
あんたの持ち金はゼロになる前にね
本当よ。あたしのカードを見てみる? 天才的だから”
最後は男側の負けを示唆していますね。
「あたしのカード」というフレーズがセクシーかつホラーチックです。
「カード」とはバイセクシャルであることを含めた自分のオリジナリティーでしょう。
ガガは自分が持っている才能に自信を持っています。
音楽も感性もファッションもすべて、自分にしかないもの。ガガはその本質をよく知っているのです。
「才能」は各々違います。何もガガだけがスペシャルなワケではない。
大事なのは、ガガのように自分の個性と向き合ったうえで、きちんとにプライドを持てるかどうか。
「自分に自信が持てなくて悩んでいる人」にこそ、聴いて欲しい曲ですね。
「ストリップ・ポーカー」に興じるちょっとセクシーなMVにも注目
開始1秒で発揮される独特の世界観
では最後にMVを紹介しましょう。
撮影の監督はレイ・ケイ、助監督はアンソニー・マンドラーです。
アンソニー・マンドラーはエミネムやリアーナなどのMVも取っている優秀なMV監督ですね。
最初はプールから上がるガガの姿が映し出されます。
プールサイドには2匹の巨大なグレート・デンが。
ガガが着用しているマスクとレオタードも含めて、ぶっ飛んだ世界観です。
そこからストリップ・ポーカーに参加。
「ストリップ・ポーカー」とは日本でいう野球拳みたいなモノです。
負けたら着ているモノを脱いでいくルールがあります。
男にキスされながらカメラを見てにやりと笑うガガの表情が印象的ですね。
ファッションやダンスを含めて、ガガのクールでユニークな世界観が存分に発揮されています。
日本の歌姫も負けちゃいない!
さすがレディー・ガガですね。
あの強烈なオリジナリティを保てる理由が分かった気がします。
しかし日本の歌姫も負けてはいません。
最後に、日本で活躍するディーバたちをご紹介しますので、ぜひ一度聴き比べてみてください。