Mrs. GREEN APPLE【スターダム】歌詞の意味解釈！秒針は何を表す？不安でも生きる真意とは

いつまでも初々しく音楽と向き合うことを意味するのが、Mrs. GREEN APPLEの名前の由来です。

明るくテンポのいい楽曲が多く、ファン層は若い年代が中心となっています。

そんな彼らが世に送り出した【スターダム】は、若者たちへのイマドキ応援歌といえるでしょう。

ディズニーのスマホゲーム「スタースマッシュ」のタイアップ曲としても話題になりました。

公開されたプロモーションムービーは、短編アニメながらスタイリッシュな印象でした。

【スターダム】のMVは、歌詞が次々と現れては消える斬新なスタイル。

世界観がMVの映像によって形作られないからこそ、聴く人それぞれのイメージを載せられそうです。

前向きになれそうな【スターダム】の歌詞の意味を、分かりやすく嚙み砕いていきます。

一番最初に語られているのが、まさにこの楽曲のタイトルなのではないでしょうか。

つまり、【スターダム】ということです。

スターダムとは、映画やロックにおけるスターの座を指します。

それを頭に置いて、このパートの歌詞を見てみましょう。

どれだけの栄光を手にしても、それを永久に手元に置いておくことはできません。

いつか確実に、それは自分の元から去っていきます。

そこで悲しむくらいなら、そういうものは最初から持ちたくないという気持ちもあるはずです。

2013年のデビュー以来、一気にスターダムへとのし上がったMrs. GREEN APPLEです。

人気バンドとなったからこその苦悩を、彼ら自身も味わったのかもしれません。

一般人の中にも、スターダムにいるがゆえに苦悩を抱える人はいます。

イケメンや美少女、周りを沸かせるお調子者など、日常の中にもスターはたくさんいますね。

周囲から熱い視線を注がれる人気者たちもまた、人気者ゆえの苦悩を背負っているのです。

有名人が何かのきっかけで表舞台から消えるように、彼らにも、同じことが起こり得ます。

今そこにある栄光を全身で享受することで、間違いなく快感は得られます。

しかし彼らとて、いつもどこかで人気を失うことに怯えているのではないでしょうか。

人気が廃れていく過程は、ある意味では元から不人気であるよりもずっと辛いはずです。

そんな悲劇を味わうくらいなら、いっそ人気者なんかじゃない方がいい！

そう考えても、不思議はないと思います。

こちらのパートでは、スターダムに立つ者を待つ苦労が、具体的に描かれています。

人気者になってしまうと、それまでの日常が自分から離れていくような気がするものでしょう。

慣れ親しんだはずの毎日が、妙に素っ気なく感じられることもあるのかもしれません。

人気者の周囲にはいつだって人が集まり、ちやほやされているイメージがありますね。

それで気分をよくする一方で、冷めた目で自分自身を見てもいるのではないでしょうか。

取り巻きたちは単に、「人気者」を求めているのだというようにです。

ありのままの自分を見てもらえてないという不満に、思わずいじけてしまいます。

不満を感じるなら、そういう関係をすっぱり清算するのがいいでしょう。

人気者であることを、止めてしまえばいいのです。

ところがそういうわけにはいかないのが、ちょっと苦しいところなんですよね。

一度味わったスターダムは、簡単には放棄できなくなっています。

割り切ることのできない自分に呆れ、どこか諦める気持ちもあります。