月明かりの下で
とばす Highway 君と Drive 照らす Headlight
僕らの間をやさしく時間が流れてく

出典: You & I/作詞:Kohei Fukunaga 作曲:Kohei Fukunaga

恋人との夜のドライブを描いたこの部分。

高速道路に乗っていることを見ると、少し離れた場所へ2人がおもむこうとしていることが伝わります。

大好きな恋人と2人きりで、少し遠くへ足を延ばしてドライブ。それも夜も更けてからです。

想像するにもワクワクしてきますね。

「やさしく時間が流れてく」という言葉もその描写にしっくりきます。

2人のための時間。何をするでもなく、2人で出かける時間。

その事実が2人の間に流れる空気をも優しく彩るのでしょう。

なかなか高まらないムードにヤキモキ…

Noise 交じりに響く
Radio から流れない Slow Ballade
君と僕はまだお互いのことを深く知らない

出典: You & I/作詞:Kohei Fukunaga 作曲:Kohei Fukunaga

2人きりのムードを高めるかのように、ラジオの選曲にスローバラードを期待する主人公。

しかしその想いとは裏腹に、きっとアッパーなナンバーばかりが流れていたのではないでしょうか。

これはこれで良い雰囲気ではあるのですが、なんとなく友達感が抜けない感じがします。

歌詞から察するに2人は付き合って間もないようです。

そうあってはその友達感も尚更。

主人公としては、もっと恋人らしいムードに持っていきたい…そんなもどかしい空気がきっと流れていたのでしょうね。

行き先は海だった!

街から逃げるようにそう僕ら海へ向かう
波の音が君の囁く言葉を隠してる

出典: You & I/作詞:Kohei Fukunaga 作曲:Kohei Fukunaga

2人が目指した先は海でした。

夜中に高速を走って海へ。

なんて楽しい、そしてロマンティックなシチュエーションですね。

「波の音が君の囁く言葉を隠してる」とありますが、ドライブ中にしても相手の言ったことが聞き取れないことがありませんか?

運転に集中しているのもそうですし、走行音やラジオの音なども混じってそうなるのでしょうね。

そして付き合ったばかりの恋人では、何度も聞き返すのも気が引けてしまいます。

わかったフリで相槌を打つ主人公の姿が想像に容易く、それも微笑ましいですね。

2人が海に来た理由は

I need you right here by my side
少しずつ寄り添う身体
I need you right here by my side
このまま恋に落ちよう

出典: You & I/作詞:Kohei Fukunaga 作曲:Kohei Fukunaga

「I need you right here by my side」は「僕の隣には君が必要なんだ」といったニュアンス。

彼女のことをまだよく知らないと言っていた主人公ですが、恋に落ちるときというのはそんなこと関係なく、もっと感覚的なものです。

お互いの気持ちを表すかのように、少しずつ2人の距離が近づいていく様子がここに描写されます。

「このまま恋に落ちよう」とありますが、2人の恋はまさにこれから。

2人はお互いのことをもっと好きになるために、この日海に出かけたのですね。

君に見惚れる時間も束の間…朝が来て2人は

月明かりの下の
その姿は美しくて動けないや
君の瞳の奥の終わらない夢に溺れてく

出典: You & I/作詞:Kohei Fukunaga 作曲:Kohei Fukunaga

彼女は本当に絶世の美女なのかもしれません。

そうでなくても、好きな相手というのは美しく映るものですね。

そして夜というのは、その人のムードをグッと高めてくれる時間でもあります。

昼に会う彼女とはまた違ったその表情が、主人公を虜にする様子が描かれていますね。

そして「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、好きな相手と見つめ合った瞬間に言葉はいらないというのも頷けます。

それだけで十分に幸せなんですよね。

「このままずっと見つめていたい」なんて思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

別れ際、誰しもが思い浮かべる気持ち

夜明けから逃げる様にああ僕ら街へ戻る
何もかも全て捨てられたのなら楽なのか?

出典: You & I/作詞:Kohei Fukunaga 作曲:Kohei Fukunaga