1番のサビ部分は?


二人の関係性を物語る上で欠かせないAメロ、Bメロを終えて、再びサビに戻ります

あれからぼくたちは何かを信じてこれたかなぁ…
マドをそっと開けてみる 冬の風のにおいがした
悲しみっていつかは 消えてしまうものなのかなぁ…
タメ息は少しだけ 白く残ってすぐ消えた

出典: http://j-lyric.net/artist/a002907/l000049.html

彼女と過ごした冬の夜の公園の思い出から、再び現在に戻ります。「あれから」の日はこの彼女とお別れをした日ということでしょう。そこから進むことを決意したわけですが、そのころから今とで何かを信じられたかを自分に問いただしていることがわかります。

そんな中でマドを開けたら、あの時と同じ冬の風のあのツンとしたにおいがしたのでしょう。

「悲しかったあの時の思いはいつかは消えてしまうかな?」とここにいない彼女に問いかけたのでしょうか。そうしてついたタメ息は冬らしく、白くなってすぐ消えていったという情景を現しています。

…と、1番はここまでの回想シーンでしたが、「勇気を出して前に進む」のは2番以降のリリックに現れています

1番の歌詞の総括は

恋人同士だった2人の別れ

「夜空ノムコウ」の歌詞は冒頭からいきなり別れ話の展開になっていきます。

この歌詞の主人公は「僕たち」になっています。

つまり主人公である自分自身(男性)とその彼女、という構図です。

2人は今まさに誰もいないはずの冬の公園のベンチに並んでいます。

しかし、それは周囲を気にするあまりに小さく、肩をすぼめ頭を垂れています。

そう、誰にも自分たちの存在を気づかれたくないのです。

だからあたりが暗くなる夜を選びました。

人通りがほとんどない夜の公園。しかも季節は冬です。

2人のこれから起こるであろう未来を悲観せずにはいられない描写になっているのです。

別れ話を切り出された主人公の反応

どうやら別れ話は女性の方から切り出されたようですね。

主人公の男性は、ただじっとたたずんで女性からの言葉を聞くだけでした。

そして最後に女性が男性の手をギュッと握ったとき、それまでの2人の関係ははかなく終わりを告げたのです。

歌詞の出だしは回想シーンとして2人の別れを描きました。

それでは別れてしまわなければならなかった理由はなんだったのでしょうか?

歌詞から直接、推測できるような個所は見当たりません。

ただ、このような別れ方は往々にして世の中に多いものです。

それを少しばかり推察してみましょう。

高校時代からの付き合いだった

恐らくこの2人は18歳か19歳あたりの年齢でしょう。

付き合い始めは高校生の時から。きっとクラスメートか何かだったのでしょう。

2人は周囲も認める仲の良いカップルだったのかもわかりません。

そして決して無茶な付き合いをしてこなかったのも予想できます。

それは別れの場所が公園だったから。

男性は結構、おとなしめの方だったのでしょう。決して無理や冒険をやらない

だからデートの場所は決まって公園が中心。

そんな品行方正なお付き合いがしばらく続いたのですが、運命の瞬間はいつも唐突です。

きっと女性の周囲に変化が起こったのでしょう。

もしかしたら女性は高校卒業をきっかけにしてケジメをつけようとしたのかもわかりません。

それが2人のこれからの人生にとって最良な手段だと思ったのです。

2番のリリックは?

SMAP『夜空ノムコウ』のスガシカオ作詞の歌詞に注目!勇気が出る大ヒットシングル曲!の画像

Aメロ、Bメロに彼の変化が!

1番の回想を終えて、2番目のリリックです。

歩き出すことさえも いちいちためらうくせに
つまらない常識など つぶせると思ってた

出典: https://twitter.com/toromanteitoku/status/920577353817890816