欅坂46らしくない?
「サイレントマジョリティー」を始め、体制に反抗する主人公の物語で知られる欅坂46。
その世界観、楽曲の力強さは、「かっこいい」、「唯一無二」という言葉とともに支持を集めています。
しかし、「ごめんね クリスマス」は、そんな欅坂46「らしくない」と感じるかもしれない楽曲です。
どんな歌詞なのか、早速見ていきましょう。
歌詞を読んでいこう
曲の構成
「ごめんね クリスマス」は、サビから曲が始まります。
そのあと"Aメロ-Bメロ-サビ"で構成される1番と2番、そして"Cメロ-ラストのサビ"という流れです。
サビの歌詞は、「曲の最初と2サビ」、「1サビとラストのサビ」でまったく同じ言葉が使われています。
詫びから始まるクリスマス
ごめんね クリスマス
会いに行けなくて…
窓から 降る雪を見てる
最後のクリスマス
君が待つチャペル
もし会ってたら もう一度
愛してしまうよ
出典: ごめんねクリスマス/作詞:秋元康 作曲:フジノタカフミ
突然お詫びの言葉から始まる歌詞。
クリスマスに約束をしているが、主人公は何らかの理由で相手に会えないようです。
窓の外を見れば雪が降っています。
教会で待つ相手を思うと申し訳ないと思う主人公。
もしかしたら「仕事などで予定がずれてしまった」のかもしれません。
しかし、主人公は「もともと相手と会うつもりがなかった」ようです。
相手の顔を見たら気持ちが揺らぐから、という理由のようですが。
いったい何があったのでしょうか。
相手のことを考えているようで結局言い訳
傷つけるくらいなら
嫌われた方がいいんだ
時計台 進む針
優しさとは何だろう?
出典: ごめんねクリスマス/作詞:秋元康 作曲:フジノタカフミ
主人公は相手との別れを決心しています。
ただ、それを相手に直接伝える勇気がありません。
自分から別れを切り出すと、相手が傷ついてしまう。
しかし、黙ってその場をやり過ごしても、相手が傷つくとは思っていないようです。
「なにも言わないなんて、酷い」と、相手から罵られればそれで決着がつく。
しかし、その言葉は直接は聞きたくない。
うじうじと考えながら、結局は時間が経つのをただ待つだけなのです。
「優しさ」と言っていますが単に意気地が無いようにも見えます。
自分自身にケリをつけたい
君は君らしく
(望んでるものはここにはない)
夢を見て欲しい
(僕と付き合ってちゃダメだと思う)
悲しいけど 涙拭いて
歩き出すんだ
出典: ごめんねクリスマス/作詞:秋元康 作曲:フジノタカフミ