back numberの「おまえさん」ってどんな曲?
男のカッコ悪い告白!?
「おまえさん」は2010年に発表されたback numberの曲です。アルバム『あとのまつり』に収録されています。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A
振られた男の心を見事に表現した、まさにback numberらしいナンバー!
「おまえさん」ってタイトルがインパクトがありますよね?「演歌かっ!?」と思わず突っ込みたくなります。
女性からみたらどうしようもない情けない男の告白が聴ける曲です。
男はプライドの高い動物なのでここまで素直に表現できるback numberって強いと思います。
本音を言いたくても、やっぱり女性の前でカッコつけたいのが男です。必要のないプライドで苦しんでいるのも男(笑)。
女性からみたら「バカじゃない!?」と思われるとは重々承知ですが、男になれば分かるのも真実です。
男と女の間には永遠に分かり合えないということでしょうかね。
男にとっては深く心に刺さる歌詞であり、女性にとっては男の研究材料(笑)になるback numberの「おまえさん」の世界を見ていきましょう♪
「おまえさん」の歌詞の意味を解釈!
恥ずかしい男の実体。
男が聴いたら「ほんとこの通りだ!」と激しく共感する歌詞をみていきます。
「疲れちゃった もうダメみたい」
今追いかけたって 繰り返すだけなんだろう
分かっててまたドアを開け 雨の中走り出す
相変わらず今日も朝まで飲んでて
帰って来たら見事こんな始末で
思い当たることばっかりで自分が嫌になる
出典: おまえさん/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
もうダメみたいと言って彼女は出ていきました。男が彼女に何かやらかしたみたいです。
「繰り返すだけなんだろう」という言葉からこの男は何度もこんなことをしているようです。まったくだめな男ですね(笑)。
女性の方ならこんな男のダメな行動に一度や二度に悩まされたことがあるでしょうね。
男も自分のダメな部分を自覚しつつ、またダメを繰り返してしまうことも分かりながらも、雨の中へ彼女を追いかけます。
まだ「自分はダメだ」と認識しているだけ救いようがあるかもしれません(笑)。
朝までお酒を飲んでいた男。しょちゅうこんなことをしているみたいですね。
そして朝方に帰ってきたら彼女が出ていってしまった……。男は焦ります。自己嫌悪に陥ります。
そして情けないことにそんな自分を変えることを半ば諦めている男。
「今日は12時には帰るよ♪」なんて軽口を叩いて、彼女に連絡をしないまま朝帰りになったのかも知れませんね。
それも今日で何回目でしょうか?2,3回ではないはずです。
「何時に帰る」という約束を何度も破り、帰りが遅くなることの連絡もしていません。
これでは彼女が怒るのは当然ですね。男なら耳が痛い話しです。女性ならあきれる話です(笑)。
お前がいなけりゃ何にも意味が無いって言ったって
今更信じてはもらえないかな
わざとらしいって言われたって 優しくしたいんだって
気付いたのがさっきなんだ 格好悪いのも承知さ
こんなに一緒にいるんだし
当たり前のようにそばにいてくれるから
ありがとうもごめんなさいも僕は言わなくなってた
追いかけながら少し僕は泣いてて
だけどもしかしたらあなたも泣いていて
どうしてこんなふうに最初から思いやれなかったのか
出典: おまえさん/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
「お前がいなけりゃ何にも意味が無いって言ったって今更信じてはもらえないかな」
はい。その通りです(笑)!どれだけ彼女を裏切ってきたんですかって話です。
「何回も約束を破っておいて信じてもらえる」と思えるならばちょっと彼女に失礼すぎるし、ハッキリ言って頭がおかしいです(笑)。
それだけ男がバカなのは、私が男なので非常に良く分かります(爆)。
女性からみれば、「一回やれば分かるでしょ!!バカなの!?」とおっしゃるかもしれませんが、男はバカなので成長が遅いのです。
女性の皆さん。男性を代表して謝ります。許してくださいm(_ _)m。
それから、ここの歌詞でback numberが偉大だなと思ったのは「格好悪いのは承知さ」という言葉に見られるように素直にダメな自分を認めていることです。
男のプライドを抑えて、きっちりと自分のミスを認めている歌詞は他になかなかありませんよね。
おそらくback numberもこの曲を発表するに迷ったと思います。本当はこんな歌詞を歌いたくありません。男として。
しかし、その弱いダメな自分を認めて「おまえさん」を発売したback numberに拍手を送ります!
自分の弱さを認めることって男にはとてもハードルが高いですから。
次に「どうしてこんなふうに最初から思いやれなかったのか」と自分に問いかけています。
そうなんです。
男は何度も何度も性懲りもなく失敗を繰り返します。その時は「思いやれなかったのか」と考えますがすぐに忘れてしまう生き物です(笑)。
正確にいうと「忘れてしまう」というよりも「大丈夫だろう」と思ってしまうというニュアンスが近いかも知れません。
別に男を擁護するつもりはありませんが、そういう生き物だということをお伝えします。
いやそうじゃなくて
いやそうじゃなくて
最初から僕は失くして初めて有り難さに気付くような奴だった
あなたに愛想尽かされるのも納得の愚か者です
「この人でよかった」だなんて思ってもらえなくたって
「言わなきゃ分かんない」って怒られたって
どこにいるかなんてやっぱり見当もつかないけれど
見つけるまでちゃんと走るから
出典: おまえさん/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
自分で自分を断罪する言葉が並びます。男にとってはかなりつらい気持ち、自分で自分を裁く気持ちですね。
本音を告白しています。僕は彼女を無くしてから有り難さに気づくような奴だと。そんな最低の愚か者だと。
「言わなきゃ分かんない」って怒られたことはありますか?私はあります(笑)。
これも男と女の大きな違いです。
女性は察してほしいのです。男には自分のことを想ってくれた上でそれを行動に表してほしいのです。
「何して欲しい?」なんて聴いて欲しくないのですよ!聴いてますか?男性諸君!?
自分の気持ちを聴かずに理解した上で自主的に行動して欲しいのです。男性にとっては超難しいですよね(爆)!?
「何食べる?」と女性に質問して「何でもいいいよ!」と言われても決して信じではいけません。よく考えずに答えると地雷を踏みます。
「何でもいいいよ!」=「【私が好みの食事なら】何でもいいよ!」という意味です。
男は察するのが苦手だから言葉でちゃんと説明しないと分かりません(笑)。
女性の方も一度男になってみれば分かりますよ。男も一日だけでも女性になってみれば、察するということがよくわかると思います。
でも、そんな魔法はありません。男女で理解するにはお互いに歩み寄るしか方法はないのです。
で、ラストシーン。
ダメダメな男だけど最後は彼女を探し出すために雨の中を走り出します。やっぱり君が好きだから。
この2人はどうなってしまうのでしょうか。
別れるのか?よりを戻すのか?あなたはどちらだと思いますか?
私は別れた方が男のためにも彼女のためにもなると思います。
そういう状況で本当に追い詰められないと男は本当に理解しない生き物だからです。
でも彼女がやさしそうだから、よりを戻しそうですね(笑)。
そして、再び彼女が傷つく……。