悩みながら生きているのは主人公だけではありません。

多くの人が孤独や劣等感などと戦い、必死に生きているのです。

自分と同じような心境の仲間がたくさんいると思うと、ほんの少しだけ心が楽になりますね。

この歌詞の主人公も、そんな仲間たちの存在を知って、前向きな気持ちになったのでしょう。

落ち込むことや悩むことがあっても、主人公は夢を追うことをやめようとは思っていません。

もし、夢を追うことを諦めそうになった時は、自分と同じ仲間がいることを思い出して、気持ちを持ち直そうと考えているようです。

闘いながら夢を追いかける

わたしは今
わたしは今
夢中で生きていくんだ
闘って 闘って
かわりのない
ものがたりを
この手でつくりつづける
こころよ自由になれ

出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹

夢を掴むまでの道のりは、決して楽なものではありません。

たくさんの努力や経験を積み重ねることによって手に入れられるのです。

常に自分自身を闘いながら、夢へと近づく必要があります。

「かわりのないものがたり」というのは、主人公が夢を掴むというサクセスストーリーのこと。

どのようにして夢を実現するか、主人公の中ではもう道筋が出来上がっているのです。

それが成功するか、失敗するかはまだ分かりませんが、やってみないことには何も始まりません。

だから、主人公はめげずに自由に夢を追いかけ続けているのでしょう。

2番~ラストの歌詞

悔しさをバネにしよう

綺麗な言葉じゃ叫びきれない
悔しさかみしめ なんども空を見た
涙もこぼせず 笑顔で隠した
そんな強さならもういらないよ

出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹

主人公は今までに何度も悔しい思いをしてきました。

今まではその度に強がって、平気なふりをしてきたのです。

しかし、もうそんな強がりは必要ないといっています。

きっと、強がっても自分のためにならないということに気づいたのでしょう。

悔しさを隠して、なかったことにするのは非常にもったいないのです。

なぜなら、悔しさは再チャレンジするためのバネにもなるのですから。

「あんなに悔しい思いをしたから、次こそは絶対に成功を掴み取る!」

悔しさは、そんな強い思いをかき立ててくれるエネルギーになるのです。

マイナスな出来事を隠したくなるけど…

輝くもののむこうに影がある
光も闇もすべてはひとつだから
震える指もわたしの一部なんだ
だから夢を恐れはしない

出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹

ネガティブな言葉を聞いたり、トラブルが起こったりすると、なかったことにしたいと思うもの。

でも、マイナスな出来事を隠す必要はないのです。

むしろ、マイナスな出来事を通して、大きく成長できたり、夢に近づくためのヒントを得ることができたりします。

だから、マイナスな出来事を恐れる必要はありません。

自分の弱さも受け入れる

わたしは今
わたしは今
弱さを受け入れていく
この胸で この胸で
素直になれ
しなやかになれ
変わることは進むこと
こころよ自由になれ

出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹

主人公は自分の中に弱さがあるということを認識しています。

それを隠したり、恥ずかしがったりすることはもうしないと決めているようです。

ポジティブなことも、ネガティブなことも全てを受け止めた上で、成長しながら変わっていこうとしている主人公。

きっと、夢を追いかける中で様々なことを学んだから、こんな考えができるようになったのでしょうね。

自分の夢を愛していく

こたえなき旅だけど
わたしはそれを選んだ
愛していけ
愛していけ
夢を

出典: アイデンティティ/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹

きっと主人公の夢はどこまでも果てしなく広がっているのでしょう。

それを覚悟の上で、夢を追いかけることを決意したのです。

果てしなく広がっているということは、途中で夢を投げ出したくなる可能性もあるということ。

でも、主人公は自分の夢を嫌いにならないで、愛していこうとしています。