あきらめないで前に進む

「Period」の出だしは、疾走感のあるイントロ。

Aメロからは一息つくかのように、アコースティックギターがリズムを刻みます。

そして冒頭からメッセージ性の強い歌詞が入ってくるのです。

終わりなき旅の途中 立ち止まりそうな時
深いため息こぼす 僕らは

掴みかけてはまた離れていった
でも今はもう何も恐れることはない

出典: Period/作詞:川畑要 作曲:Jonas Myrin、Peter Kvint、江上浩太郎

つらいこともある旅の中。

欲しいものを手に入れかけてはまた失ってしまう。

きっとあきらめたくなる時もあるでしょう。

でも決して立ち止まらない。

そんなあきらめない強い意志を感じる歌詞です。

「鋼の錬金術師」のエルリック兄弟の姿とも重なる部分もあります。

決して消えることのない強い絆

サビは川畑さんと堂珍さんのユニゾン。

音域はかなり高めですが、力強く地声を使っています。

2人分の声でさらに熱く歌い上げるサビの歌詞を見てみましょう。

心を繋ぐ強い絆は
けして解けはしないさ
探し続けて辿り着いた
この場所でPeriodに

出典: Period/作詞:川畑要 作曲:Jonas Myrin、Peter Kvint、江上浩太郎

エルリック兄弟の絆の強さが、歌詞にも表れています。

「Period」が起用されたのは、ストーリーが結末に向けて佳境に入っていくタイミング。

そうしたこともあり、「辿り着く」や「Period」という決着を思わせる言葉が使われているのでしょう。

しかしどんなことがあっても、兄弟の絆は消えることがない。

お互いを信じる熱い心は、CHEMISTRYの2人にも通じる部分があるように感じます。

絶対に約束を果たす

2番には1番とは違ったメロディも組み込まれています。

サビに向けてさらに盛り上がってくのが、歌詞からもわかるでしょう。

愛に満ちたぬくもり 体中駆け巡る
二度と消えることない 記憶が…

必ず約束果たして君を連れてくよ
溢れる (夢を) 願い (抱いて) すべて歌に乗せて

出典: Period/作詞:川畑要 作曲:Jonas Myrin、Peter Kvint、江上浩太郎

大切な人との記憶。かつて触れたあたたかさ。

そうしたものも自分の力にして、さらに前へと進んでいきます。

「約束」、「夢」、「願い」など、希望を感じさせる言葉も。

辿り着いた場所には希望があると信じて、足を止めずに進んでいくのです。

「必ず~」の部分からは1番とは異なるメロディになっています。

川畑さんと堂珍さんのハモリが心地いいパート。

サビに向けて、歌い手も聴き手も気持ちが盛り上がること間違いなしです!

逃げずに何度でも立ち上がる

2番のサビには、傷ついても何度でも立ち上がるような根気が感じられます。

現実から目を逸らさずに
立ち向かう勇気を
悲しみ怒り力に変えて
運命はすぐそばに

出典: Period/作詞:川畑要 作曲:Jonas Myrin、Peter Kvint、江上浩太郎

目をそむけたくなるそうなことがあっても、決して目をそらさない

今まで経験した感情をすべて力にして、残酷な運命にも立ち向かっていく。

「鋼の錬金術師」のストーリーを感じさせる熱い歌詞となっています。