感謝の言葉など必要としてないんだお前は
自分のために働いている誰かのため捧げている
重なってゆけその想いよ先の時代作るほどに
目立たぬ場所で踏ん張っているWorking men blues

出典: Working men blues/作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭二

”感謝の言葉など必要としていないんだお前は”には2つのテーマがありますね。

一つは、有難うは今じゃなく将来感じること。二つ目は成果がだせれば目立たなくっても自分を誇りに思う

主人公はしきりに”世の中のために、将来のために成果を挙げたい”という情熱をもって仕事に打ち込む人。

今結果が出なくても将来必ず、自分の仕事や働きが世の中の役に立つ日が来る。という含みが多分に感じられます。

何となく、1960年代後半から70年代初めの高度成長期をも彷彿とさせる内容ですが、当時より精神環境は複雑になってるような気がしますね。

ここまで端的に、労働力について語った楽曲はいままでなかったような気がします。

生活感の非常によくにじみ出た庶民の歌で、ポルノグラフティが表現したかった「働くことの誇り」が十分現わされている楽曲です。

工夫の演出が凝らされたPVもチェック!

多彩な職業の方が登場

「Working men blues」のビデオには、男女、年齢、様々な職業の人が登場します。

それぞれの職業に取り組みながら、リップシンクで「Working men blues」を歌うシーンが撮影されています。

営業から営業へと駆け回るサラリーマン、工事現場のガードマン、バレエの先生、魚屋さん、着ぐるみを着て余興をするお兄さん、長年営まれている年季のはいった自転車屋。

幼稚園の先生や街の人気の居酒屋さん、ネイリストのお姉さん、町のクリーニング屋さん。

そしてなんとあの女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録し、「霊長類最強女子」の異名を持つ吉田 沙保里の登場で度肝を抜かれます。

ポルノグラフティの2人は映像には全く登場することなく、仕事をする人に焦点をあてた工夫の演出が光るビデオです。

まとめ

ポルノグラフティの「Working men blues」いかがでしたでしょうか?

彼らの仕事人にたいするリスペクトがいっぱい詰まった素晴らしい作品です。

勤労感謝の日や父の日、母の日なんかにもとっても似合いそうな一曲です。

恋愛や人生をうたった歌も魅力的ですが、労働というものに直視して表現される一味違った切り口のこの曲はとても印象に残ります。

初回限定版にのみ1曲目に「Working men blues」が収録されたアルバム「BUTTERFLY EFFECT」がご覧になりたい方は是非公式ウェブページを訪ねてみてください。

ソニーミュージックによるポルノグラフィティオフィシャルウェブサイト

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