運命の人は、いる!
きっと私だけの運命の人はいる!でも今はまだ出会う時期ではないんだわ。
でもその時はいつ?待ってればきっと向こうから来てくれるのよね?
焦ってはダメなんだと自分に言い聞かせているのでしょう。
待っているだけで、運命の人は迎えに来てくれるのでしょうか。
頑張ってもダメなのね…。
夏は来る きっと夏は来る
真っ白な馬に乗った王子様が
磨きをかけて 今年こそ
妥協しない アセらない 寂しさに負けない
『何が足りない…。どこが良くない…。』
どんなに努力し続けても
選ばれるのは あぁ結局
何も出来ないお嬢様
出典: 夏が来る/作詞:大黒摩季 作曲:大黒摩季
頑張って見た目も、内面も磨いて。
そうしたら絶対に理想を100%叶えてくれる運命の人が現れてくれるはず!
努力は必ず報われるの!
今までもそうやって仕事を頑張って夢も叶えてきたのでしょう。
でも、どうやら恋愛や結婚はそうはいかないようです。
きっとそれにうすうす気づいているのではないでしょうか。
好きな人に好きになってもらうためにはまず、自分を好きにならなければいけないんだということを。
5行目の歌詞は自分の短所ばかりがいつも目についてしまっている様子が想像できます。
自分をどう見るかは、他人をどう見るかと同じ。
自分の短所ばかり気になる人は、他人に対しても短所ばかり目についてしまうのです。
そして「やっぱり違う…」とすぐに見切りをつけてしまうのではないでしょうか。
様々な経験を重ね、周りの人に頼られる存在や立ち位置になると、それが恋愛の邪魔になってしまうことも。
素直に男性に頼ることができなくなってしまうのです。
若くて、頼りなくて守ってあげたい雰囲気のいわゆる「女の子」が結局は男性は好きなのね…。
諦めたくないけれど、私はそんなふうにはなれないわ…。
そんな少々のやさぐれ感がにじみ出ています。
年を重ねるということは
年を重ね、様々な経験を重ねるということはとても素敵なことです。
年齢を重ねるごとに輝きを増している人は男女問わず多くいます。
年齢も経験も重ねているから、世の中の酸いも甘いも一通り知っています。
それによって上手く立ち回る事ができることもあれば、なかなか上手くいかなくて調子が狂ってしまうことも。
守りに入ってしまう
物事いろいろ知ってしまうと
瞬発力が無くなるもので
運命の人だと思っても
経験が邪魔して素直になれない
出典: 夏が来る/作詞:大黒摩季 作曲:大黒摩季
物事は知らないことがあった方が、上手くいく場合もあります。
恋愛に関しては特にそれが当てはまるのではないでしょうか。
「あの時のあの彼はああだったし…。」
「あの彼はああ見えて実はああだったし…。」
「こんなこと言ったら嫌われちゃうかも…。」
「あの時のあの彼」ではないのについつい過去の苦い恋愛経験を引っ張り出してきては…。
目の前にいる運命の人かもしれない人へ飛び込んでいけない言い訳にしているのです。
もしくは昔の忘れられない誰かと比べて、目の前の人に心の中でダメ出ししてしまってたり。
好きなのに、気のないそぶりや近づきたいのに、冷たくあしらったり。
年を重ねていい大人なつもりなのに、幼稚な愛情表現をしてしまう自分に半ば呆れてしまっているのでしょう。
良き相談相手でもダメ
想いを寄せている人にとって、頼れる良き相談相手、なんでも話せる相手となること。
それは間違ってはいないのですが、そんな関係を長く続けていると、女性として全く意識されていなかった!
なんてことも。
本気で好きになったのに
価値観・将来・etc…
を話し込んだならイイ友達にされそう
愛してる… なんて本気でHしたら
その日から都合のいい娼婦(おんな)扱い
マジメなだけなのに
出典: 夏が来る/作詞:大黒摩季 作曲:大黒摩季
恋は百戦錬磨のはずだったのに、久しぶりの本気の恋の予感にさえも戸惑っています。
恋の駆け引きって難しいのです。
オンナ全開にする年でもない、でも出し惜しみしてちゃ逃げられちゃうかも…
こんなに一緒にいて楽しいんだから、きっと彼は運命の相手に違いない!
そしてつい気持ちを許したら、だたの都合のいいオンナに降格してしまっていたのでしょうか。
お互いに気持ちは同じだと思っていたけど、違った。
男女の関係になった途端に、二人の今までの関係のバランスが一気に崩れてしまったのです。
ただただひたむきに健気に、彼を好きってだけなのになんでなの?
そんな彼女のため息が聞こえてきそうです。