まずは導入部分です。
独特の言い回しで気持ちのアツさを表現していく冒頭になっています。
高校生といえば、夢や希望、可能性に溢れている世代ではないでしょうか。
そんな中で恋愛も夢もどちらも大事ですが、全てを追い求める難しさを感じています。
それを「BOY MEETS GIRL OR BOY MEETS YUME」の「OR」で表現しています。
しかし、気持ちとしてはどちらかに決めることはできないし、諦めることはできません。
自分の可能性を信じ、どちらも追い求めて、新しい道を切り開いていく様子を「閉ざされた ドアが開いていく」と表現し、その気持ちのアツさを夏の暑さと重ねて例えています。
ドラマチックチック 止められそうにない 止めたいと思わない
めくるめく、笑顔だけのフラッシュバック 探している 夏ってる
出典: https://twitter.com/animesong_bot/status/925085278817042440
永遠(とわ)に続きそうで 一瞬のワンサマー
あぁ、熱くなれるだけ 熱くなりたい
出典: https://twitter.com/animesong_bot/status/925085278817042440
そして、サビが訪れます。
まず「ドラマチック」とは波乱に富んだ劇的な様子のことです。
新しい道を切り開いていくことは、未だ見ぬ世界を知ることになります。
それは今までに経験したことがないくらい刺激的なものでしょう。
その新しい刺激はどんどん押し寄せてくるので、めまぐるしいですが、それを心地よくも感じています。
そのめまぐるしさの中でも楽しいことだけが記憶の中には溜め込まれていき、その楽しさを「夏ってる」と表現しているのではないでしょうか。
さらにこの楽しさがずっと続けばいいと願う歌詞になっています。
しかし、これは夏と同じように過ぎ去ってしまうもので、刹那的なものだと理解をしています。
なので、その分、この刺激的な日々を目一杯楽しもうという気持ちになっています。
Ah, BOY MEETS GIRL OR BOY MEETS YUME
いつの日か 思い出すのだろう
今年の夏のことを
出典: https://twitter.com/highspeedlyric/status/908356504431894528
さらに再び恋愛と夢を引き合いに出し、より一層その経験を強く心に刻み込もうとしています。
またそうやって刻み込むことで、大人になってもこの経験は思い出せるはずだと、未来にも思いを馳せてセンチメンタルな雰囲気も演出しています。
ドラマチックチック 止められそうにない 止めたいと思わない
いま、君がいて俺がいる風景 それだけで夏いね
永遠(とわ)に続きそうで 一瞬のワンサマー
あぁ、熱くなれるだけ 熱くなりたい
出典: https://twitter.com/abehibikirock/status/624374107719634944
そして、今度のサビでは恋愛に焦点が当てられています。
「君がいて俺がいる風景 それだけで夏いね」というフレーズからは、好きな人と2人でいるだけでドキドキしてしまう様子が窺えます。
その胸の高鳴りと気持ちを逃さないように、一瞬を大切にしたいという想いが強く感じ取れます。
突然の強い雨 目が醒まされていくようで
くずれる髪形 ぶつかる、人も避けず 走り抜けていく
ゆずれないものがある
出典: https://twitter.com/lyrical_sailing/status/924450537990262784
しかし、どんな道にも困難は待ち受けているものです。
それは夏のゲリラ豪雨のように、急に熱を冷ましにかかってきます。
とはいえ、そんな障害にも屈しないほど、すでに気持ちは盛り上がっているのです。
ドラマチックチック 止められそうにない 止めたいと思わない
ありがとう、しか浮かばないフラッシュバック 笑っている 夏ってる
出典: https://twitter.com/sakura_kojiro_/status/759954429684572160
そして、終盤に向かっていきます。
「ありがとう」という言葉からは、1つのストーリーが終わっていくような雰囲気を感じます。
時がチクタク止められそうにない 涙が止まらない
いま、君がいて俺がいる風景 思い出に変わってく
また出会えそうで 一度きりのドラマ
さぁ、熱くなれるだけ 熱くなればいい
出典: https://twitter.com/daihuku_mogmog/status/714804990330544129
季節は移ろうし、時間は止めることはできません。
過ぎ去っていく夏に寂しさと切なさを感じています。
やがてここまでの刺激的な経験は思い出に変わっていきます。
もちろん巡り巡ってまた夏はやってきますが、同じ夏は二度とないのです。
そんなセンチメンタルな雰囲気を感じつつ、最後の最後までこの一瞬を楽しもうという締めくくりになっています。
まとめ
いかがでしたか?
バンドとして初めてのタイアップ曲となった「ドラマチック」は、まさに『おおきく振りかぶって』のために書き下ろされたかのような楽曲になっていました。
同じ夏は二度と来ない、そんなひと夏の刺激的なアツさを爽やかに、そして、ロックに表現した楽曲は幅広い層から支持を得ました。
夏なると聴きたくなる「ドラマチック」、ぜひ聴いてみてください。
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