二人 メビウスの恋人だね
何度でも会ってるよ
出典: Cry for The Moon/作詞:藤井郁弥 作曲:鶴久政治
1行目にある歌詞の意味は、小さな星のような関係です。
星の名前にもある「メビウス」という言葉が2人の関係の理由に当たります。
小さな星ですから、遠く離れているような印象を感じることができるでしょう。
しかし2行目にある歌詞を読み取ってみると、その印象とは異なるようです。
夜でも昼間でも、空には星がたくさんあります。
見上げることでいつでもそばにいると感じることができる。
そのことから、何回も君と出会っているのだと表現したのでしょう。
君に何度も恋をした
過去にも君と
Cry for The Moon
君より昔の君と遠い遠い季節に
どこかで どこかで 口づけた
出典: Cry for The Moon/作詞:藤井郁弥 作曲:鶴久政治
1行目にある歌詞はこの楽曲のタイトル【Cry for The Moon】。
この曲の中での意味は「あの頃に戻りたい」になります。
その理由は、君と僕は小さな星のような関係だから。
会えていたのは思い出としての君だったのでしょうか。
どちらにせよ、現状に不満があるようです。
そして2〜3行目にある歌詞では過去を表しています。
この歌詞の場面では、その過去に戻りたいと読み解くことができるでしょう。
では、なぜ過去に戻りたいのでしょうか。
その謎はこのあとの歌詞で明らかになります。
心待ちにしていた
Cry for The Moon
永遠に君を知っている やっと巡り会えた
出典: Cry for The Moon/作詞:藤井郁弥 作曲:鶴久政治
2行目にある歌詞では、小さな星のような関係がよく伝わります。
時間を超越しても変わることのないもは、手の届くことのない星のようです。
しかし2行目の最後にある歌詞で長い時間が経った今、君と再会できたとあります。
心待ちにしていた君が今近くにいる。
そのような僕の心情を感じることができます。
思い出してほしい
僕だよ 僕だよ
君の胸はタイムマシン タイムマシン
出典: Cry for The Moon/作詞:藤井郁弥 作曲:鶴久政治
上記にあった手の届かない君というのは、君に忘れられているということを意味しています。
僕は今まで忘れることがなかったですが、君は忘れてしまっていたのです。
1行目の歌詞を読み進めると、僕が必死になっている様子が感じられます。
2度も繰り返していることから、一生懸命に自分をアピールしているのでしょう。
そして2行目の歌詞は、君の心を表しています。
君の心に、僕の存在を思い出してほしいと願っているのです。
またそのあとに続くこの曲のポイント「タイムマシン」とは、どのような意味なのでしょうか。
それは、過去に出会った僕のことを思い出してほしいということです。
この過去とは僕として出会ったこともそうですが、前世で出会ったという意味も含みます。
そのため、あの頃に戻りたいというのは前世でも会っているということを臭わせているから。
星を見ると思い出すように、僕は君とまた会いたいと望んでいます。
変わらないものがあったから
目標は変わらない
その笑顔だけはきっと同じ
それを目印にするね
出典: Cry for The Moon/作詞:藤井郁弥 作曲:鶴久政治
もし今、君が僕のことを思い出してくれなかったとしても目標は変わらない。
この場面では、僕のこのような決意を感じることができます。
眩しくて仕方なかった君の笑った顔を思い出しながら、また再会できるように祈る。
星に願うように空を見上げ、届かない寂しさを誤魔化すように。
1〜2行目を読み解くと、僕の寂しさや悲しみが溢れ出しているように感じられます。
しかし諦めるのではなく、いつまでも目標は変わらないという前向きな思いなのです。
それほど、僕は君のことが好きなのだと再確認できます。