チェッカーズ「ジュリアに傷心」とは?

「ジュリアに傷心」は、チェッカーズ1984年にリリースされたチェッカーズシングルの中では、最大のヒット曲だといわれています。

そして、この「ジュリアに傷心」をカバーした歌手も多くいます。

このように、今後もチェッカーズの「ジュリアに傷心」は、幅広い年代に長年にわたって歌い継がれていく名曲となりそうです。

ガキの使いで使用されたことで「ジュリアに傷心」は若い世代にも知られることに

最近では、日本テレビの「ガキの使いやあらへんで」の口パク企画で「ジュリアに傷心」が歌われたこともあり、初めて聞いた若い世代にも知られるようになりました。

「ジュリアに傷心」をカバーした歌手とは?

この「ジュリアに傷心」は多数の歌手によってカバーされています。例えば意外なのが演歌歌手の細川たかしさん。

細川さんは、この「ジュリアに傷心」を演歌調にアレンジされて歌っています。

ほかにもhydeさん、桃井かおりさん、桃井さんに至っては完全に桃井節とされていて、桃井さんの歌になってしまっていました。

そして、嘉門達夫さんは面白い替え歌で歌っています。

桃井かおりの「ジュリアの傷心」の魅力

多くの歌手にカバーされている名曲「ジュリアの傷心」ですが、なかでも印象的なカバー曲である桃井かおりさんが2003年にリリースしたカバーアルバム「ベストスタンダード~夢で逢えたら~」の中の1曲に入っています。

そして、原曲からは想像ができないほどゆったりとした落ち着いたテンポで歌い上げられている「ジュリアの傷心」。

まさかこのような歌い方もあったとはと誰もが驚く桃井節で美しく歌い上げられています。

「ジュリアに傷心」の歌詞の意味を徹底解明!

チェッカーズ「ジュリアに傷心」は、男目線の別れの曲

my destiny
俺やり直したい
forever you
もう誰も愛せないから
最後の灯りを消したら終るね
二人の Teenage dream

出典: ジュリアに傷心/作詞:売野雅勇 作曲:芹澤廣明

この曲の歌詞は、男性目線で、別れた彼女のことを想っている様子を歌っています

その彼女には、もうすでに今は新しい彼氏ができているので、もうどうにもならないが、どうしても付き合ってた頃の思い出を忘れられなくて思い出して何もない部屋で泣いているという、そんな歌詞なのです。

歌詞の中でも、もう誰も愛せないと、かなりの未練を残しているようです。未練たっぷりの歌詞ですね。

彼女を想う気持ちを情緒たっぷりにテンポよく歌っている

キャンドル・ライトが
ガラスのピアスに反射けて滲む
お前彼の腕の中踊る

出典: ジュリアに傷心/作詞:売野雅勇 作曲:芹澤廣明

冒頭の歌詞の二行がとてもリズミカルで、この曲全体を知らない人でも、ここの歌詞の部分だけ耳に残る人も多いのではないでしょうか。

そして、そんなリズムに乗って、ライトが彼女のピアスに反射して滲んでいるという情景描写が秀逸。

そして、なぜ滲んで見えるのか、それは彼女がもうすでにほかの相手といることを目撃してしまい、別れたはずなのに、悲しくて泣いていることがわかります。

そして、彼女はほかの相手の腕の中で楽しそうにしているのです。

その様子を目撃してしまい、傷心する様子がこの曲の歌詞の中では描かれているのです。

この歌詞からは、短い言葉ですがその中から多くのことが読み取れるのです。

そして、情緒豊かであり、とてもおしゃれで魅力的な歌詞となっています。