行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった
出典: 永すぎた春/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
パスピエの「永すぎた春」の最初のサビです。
このサビは、一度聴くと忘れられないフレーズ…!
なんてたって、大胡田なつきさんの歌声が美しい…!
そんな美しい歌声で歌い上げている歌詞。
「永すぎた春」がどこかに行ってしまいそう…。
「永すぎた春」とは…?
大胡田なつきさんは「恋愛が盛り上がる時期や青春時代」という意味で使っているんだそうです!
…ということは、「永すぎた春」こそ「儚いもの」なのかもしれません。
青春よ、私を置いておかないで…。
青春時代は戻ってきませんが、戻れるものならあの頃に戻りたい…かも!?(笑)
青春時代はなにもかも楽しかった
「意味のない事は無いよ。」そんなこともなくて
気休めの嘘に寄ってたかって大騒ぎ
世界中が色めき立って にわか雨も運命で
移り変わる季節の中で ふらついたりのぼせたり
出典: 永すぎた春/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
先生や親に「意味のないことなんてないから…!」と言われても納得ができない…。
何のために集まっているのが分からない集会…。
何のために学校に行っているのか分からない…。
とりあえず、嘘笑いをしておけば、教室に馴染める!
そんな青春時代を過ごした方もいるのではないでしょうか?
つまらない世界にいたけれど、好きな人ができたら鮮やかになってきます。
恋に溺れて、自分が分からなくなってしまう…。
これもまた青春ですよね!
青春に終わりを告げる
行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった
いつしか
永すぎた春が終わりを告げたの
なんて気づけば独り言 でも聞いて欲しかった
出典: 永すぎた春/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
パスピエの「永すぎた春」の2番のサビです。
恋愛に夢中で仕方なかった…。
大好きな人に振り向いてほしくて頑張っていた!
…けど、気がつけば、本当の自分が分からなくなっていた。
長かった青春だったけど、そろそろ終わりにしよう。
「じゃあね、さようなら。」と言ってみたけど、気がついてもらえなかった。
恋愛から目が覚めると、ふっと寂しくなってしまいますよね。
色々と振りかざしたいけど切れない…!
現実逃避 先回りして
ああではないとか こうじゃないとか
論理を振りかざして
ピンキリどっちもキリがないのよ
運だの命だのどうしたいのよ
愛だの恋だの意味じゃないのよ
切っても切っても切れぬ縁なのよ
出典: 永すぎた春/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
大好きな人だったけど、もうお別れをしなくてはいけない…。
「運命の人だった」と言われても、お別れしないと先に進めない…!
今更「愛してる」とかいわれても、もう遅いのよ!
…そんなこと思っていても、青春時代って別れたりまた付き合ったりしてる人たくさんいますよね。
また、別れ方によっては、友達に戻って大人になっても仲が良いというパターンもあります。
切ってもなかなか切れない縁っていうのが不思議とあるものです。
気がつけば大人になっていた
行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった
いつしか
永すぎた春が終わりを告げたの
人も世も移り変わり 空だけ青いまま
出典: 永すぎた春/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
パスピエの「永すぎた春」の最後のサビです。
気がついたら、青春時代が終わっていた…。
人も世界も変わってしまったけど、空だけはあの頃のままです。
大人の社会に疲れてしまったら、空を眺めて青春時代を思い出す…。
私も、空を眺めて楽しかった青春時代を思い出してみようと思います。
美しい。それは儚い。
美しいものこそが、儚いものであった。
出典: 永すぎた春/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ
パスピエの「永すぎた春」の最後の歌詞です。
出だしでは「儚いものが美しい」と表現していたのは覚えていますか?
…ですが最後には「美しいものが儚い」と表現しています。
「永すぎた春」=「恋愛や青春」。
楽しかった青春が過ぎ去ってしばらく経つと儚さを感じようになります。
大胡田なつきさんは「成長していくと当時見ていた世界の見え方が変わる」。
そんなことを伝えているのかもしれませんね。
パスピエの「永すぎた春」のMVも美しい!
とても美しくなんだか文学的な世界観がある「永すぎた春」。
パスピエの「永すぎた春」のMVは、その世界観をしっかりと反映されています。