夏といえばTUBE?

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夏を題材とした創作品は、はるか昔の『万葉集』の時代にも存在します。

和歌に限らず、俳句、文学作品、映画などもうテーマにし尽くされた「夏」。し尽くされたからこそ再考したい、そして本格的に秋がやって来た今のシーズンだからこそ思いを馳せたいこのテーマについて考えていきましょう。

以前「ケツメイシ」をご紹介しましたが、今回は晩秋だろうが真冬だろうが構わず夏の歌を演り続ける(もちろん夏以外の曲もある)もうひとつのバンドTUBE」をとりあげます

もはや説明不要?大ヒットグループ「ケツメイシ」のアルバム作品「ケツノポリス」のオススメをピックアップしてみました。8枚目から「KETSUNOPOLIS」とローマ字表記になった理由や、ケツメイシと沖縄とのつながりも考えてみましょう!

何も怖いもの知らずの10代のときは「サザン?」という、実に偏った感想を抱いてしまったわけでありまして…。しかし実際サザンオールスターズと重なるコンセプトはありますし、筆者はサザンも大好きなので、これはこれ、それはそれということで。

TUBEライブ鉄板ソング

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まずはノリのいいダンスチューンで会場を湧かせる、TUBEライブで特に盛り上がる曲をご紹介します。

「あー夏休み。」

タイトルのユルさや軽快な音韻とは裏腹に、言葉のチョイスが独特でチャラさを一切感じさせません。それどころか品格や芸術性を感じる歌詞です。

直接的な表現がないところに夏や女性のエロティシズムが表現されていますね。

また、「ちゃうのかい」と唯一方言の歌詞部分が粋です。ツッコミ的な表現をしたかったのか、湘南なのに関西弁というギャップ狙いなのか。とにかくノリがよくハッとさせれる部分です。

「ジラされて熱帯」

歯切れのよい歌詞がボーカルラインにぴったり乗っかっていて、耳あたりがいい楽曲のひとつ。ここにTUBEのキャッチ―さと魅力があるといえるでしょう。

同じ夏をテーマとして同じようにラテンな音楽を使っているにもかかわらず、とにかくチャラい楽曲を作り上げるミュージシャンもいらっしゃいます。しかしTUBEにはそのくどさやわざとらしさが全然ありません。

考えて作りこまれているので、逆にムダな脂がそぎ落とされてさっぱりナチュラルに仕上がっているのですね。夏を余計暑苦しくする楽曲とは一線を画しています。

「海の家」

この曲はちょっとチャラいかもしれません。しかしお祭りをフックにするのであれば、ざわついてフワフワとするエッセンスを避けては通れないでしょう。

その分歌詞に品格は無いなあと思ってしまいますが、ダンスチューンは頭より体を使うべきであり結果的にキャッチーでノリやすい歌詞になるのでしょう。こういう曲はあまり考えず踊りに没頭するのが醍醐味ということですね。

文化祭や学園祭で演奏したら盛り上がりそう。

TUBE名曲選集

TUBEの作品数はかなり多いため選曲がとても難しいのですが、このふたつの作品はぜひおさえてください

「シーズン・イン・ザ・サン」