槇原敬之「僕が一番欲しかったもの」素敵過ぎる歌詞とは?!『未発表ビデオクリップ集』収録♪【動画あり】の画像

まず1つ目に、「商品」よりも「体験」が最も大切であるということを伝えてくれて言います。

どれだけ物を所有していたとしても、その所有しているものは最期に手放すことになるのです。

限りある生命である以上人間も致死率100%であり、最終的には死という形でその幕を閉じることになります。

そんな時、人生を振り返ってみて本当に良かったと思えるものは商品そのものではなく商品にまつわる「思い」です。

有形のものはいつか滅んでいきますが、無形の思いは滅びることなく次から次に伝わっていきます。

その尊さに気付くことができるかどうかを現代社会に生きる人々へ問うているのではないでしょうか。

本当に大切なものは多くない

2つ目に、人生において本当に大切なものはそんなに多くはないということを示しているのです。

仮に主人公がその拾った素敵なものを所有し続けていたとしても、きっと長い目で見たときのリターンは得られないでしょう。

その場の短絡的な幸福は得られたとしても、それは際限のない「欲望」となって、死ぬまで繰り返し続いていきます。

その死ぬまで永遠に繰り返す欲望を打ち止めにするには他者に明け渡して、執着ごと手放すしかありません。

本当に大切なものや真の幸福はそれを手放した先に大輪の華として咲き誇り輝くのです。

与える相手を選ぶこと

そして3つ目に、その素敵なものを与える相手を慎重に選ぶことの重要性もまた示されています。

これはいわゆる信用信頼の問題であり、誰に与えてもいいわけではなく、その素敵なものの価値を分かる人を見極めねばなりません。

ではどういう人に与えるべきなのかというと「素敵なものを今の僕以上に必要としている人」なのです。

これは銀行の融資や金の貸し借りと似ており、大人になればそこには必ずトレードオフの法則が存在します。

本当に大切なものは対価を払って得なければならず、お金はあくまでも人間性やその人に対する信用を数値化したものです。

だから、本当にその価値を分かってそれを望む人にこそ与えるべきだと力強く力説しているのではないでしょうか。

実はシビアなビジネス論にも繋がる考え方もメッセージとして含まれています。

『未発表ビデオクリップ集』に収録

僕が一番欲しかったもの -槇原敬之/未発表ビデオクリップ集-

「僕が一番欲しかったもの -槇原敬之/未発表ビデオクリップ集-」は2008年6月4日にリリースされた11作目の映像作品です。

「僕が一番欲しかったもの」は2曲目に収録されています。

2004年から2007年までの間にリリースされた楽曲を中心としたプロモーションビデオが収録され、4曲目には宇多田ヒカルのカバー曲である「traveling」も収録され、話題になりました。

また特典映像にはメイキング等の舞台裏や、シングルのCD-EXTRAに収録された映像が収録されています。

プロモーションビデオ

「僕が一番欲しかったもの」のプロモーションビデオをYouTubeで検索しましたが、残念ながら公式チャンネルからはアップされていませんでした

しかし、Instagramには動画がアップされていたので載せておきます。

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まとめ

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いかがでしたか?

「僕が一番欲しかったもの」の歌詞は、たった1つのストーリーしか描いていないにも関わらず、大切な気持ちを教えてくれて、そのタイトルに導かれるようにラストへ向かっていく優しさの溢れる素敵な歌詞になっていました。

自分にとって本当に必要なものは何かに迷った時はぜひ「僕が一番欲しかったもの」を聴いてみてください。

きっとあなたにも手渡してきたものがあるはずです。

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