あいみょんが作詞作曲
『体の芯からまだ燃えているんだ』は、あいみょんが作詞作曲を担当しました。
歌っているのはなんと俳優の阿部サダヲと吉岡里帆。
実はこの曲、2人が出演する映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の主題歌となっています。
作中で阿部サダヲが演じているのは、ロックスターのシン。
吉岡里帆はストリートミュージシャンのふうかという役を演じています。
シン&ふうかのデュエットは、映画を観た人にとっては堪らないはず。
映画出演者が集結したMV
MVには阿部サダヲと吉岡里帆、そして2人と同じく映画出演者である千葉雄大が登場します。
アコースティックギターを弾きながら熱唱しているのは、吉岡里帆演じるふうか。
映画の中ではふうかがソロでこの曲を歌っています。
それにしても吉岡里帆の歌唱力の高さにはびっくりですね。
アコースティックギターを弾いている姿も新鮮でカッコイイ!
阿部サダヲ演じるシンと並んで歌うシーンは特に印象的です。
吉岡里帆の新たな魅力に気づく、そんなMVとなっています。
あの日聴いたロック
シンプルで力強いイントロ
人生が燃え尽きるまで
きっとこうして叫ぶのさ
出典: 体の芯からまだ燃えているんだ/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
アコースティックギターと歌声だけのシンプルなイントロから曲が始まります。
人生が燃え尽きるまで叫ぶ。
シンプルなメロディーである分、歌詞の力強さが際立っています。
この歌詞にはミュージシャンとしての並々ならぬ覚悟が込められているのでしょう。
命を削って歌い続ける
血の味混じりで 歌を歌う
あの日聴いた最強のロックを 歌う
聴こえないのならば
ボリュームを上げてやるわ
出典: 体の芯からまだ燃えているんだ/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
歌っていて血の味がするのは、喉が裂けるほど大声で叫んでいるから。
全力で走った後、口の中が血の味になった経験はありませんか?
これは体がより多くの酸素を欲して呼吸数が増えることが原因です。
つまりこの曲の主人公は、全力で走るのと同じくらいの負荷を体にかけて歌を歌っているということ。
言ってしまえばそれは命を削る行為です。
そこまでして歌い続けているのは「あの日聴いた最強のロック」。
どうやら過去に忘れらない出来事があったようですね。
その出来事がきっかけでミュージシャンを目指したのでしょうか?
聴こえないならボリュームを上げてやる。
強気な歌詞から主人公のアツい想いが伝わってきます。
泥まみれになって歌う
泥まみれになって
坂道で転んで
それでも遠くへ
届け 届け 届け
出典: 体の芯からまだ燃えているんだ/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
がむしゃらに歌い続ける1人のミュージシャンの姿が鮮明に浮かび上がってくる歌詞。
歌を届けたい先は、ここよりもずっと遠い場所にあります。
泥まみれになって歌う姿は、決して綺麗とは呼べないかもしれない。
それでも主人公が歌を止めることはありません。
格好良くなくていい。
傷付いてもいい。
何があっても歌い続けること。それが主人公の信念なのでしょう。
いまはまだ手が届かない場所に向けて、主人公は「届け」と叫びます。
歌を届けるためなら泥道も坂道も迷わず進む。
そんな主人公の想いの強さが「届け」という言葉から感じられます。