おはブクロ!
こんなに幸せな朝を迎えてもいいのでしょうか!
今回ご紹介する曲は『おはようイケブクロ』。
「おはブクロ」の名で親しまれていますね!曲中でもこのように略されています。
ヒプノシスマイクのイケブクロディビジョン代表「Buster Bros!!!」によるラジオ番組の構成です。
このリリックビデオを何となくのイメージで解釈するのは勿体ない!
実は先入観で見逃してしまいそうな光景や、彼らからのメッセージがふんだんに取り入れられているのです。
ただただ高速道路を走っているだけではない?!
リリックビデオを見ていると、朝の高速道路を走りながらラジオを聴いているということが分かります。
山田兄弟の姿に目が釘付けになっていると、背景はただの高速道路。
まるでおまけのように見えてしまうのですが……。
細かく見ていくと面白い意味が込められていることが分かります。
今回は3つのポイントに絞って解説します!
リリックビデオのココに注目!
リリックビデオですから、文字を追うことにも、3人を凝視することにも忙しい映像です。
しかし心を鬼にして、一旦見惚れる行為をストップしましょう!
そして以下の3点について、よーく確認してみてください。
- 標識やマークに込められた思い
- 文字の色使い
- 今日のテーマ「新生活」?
これらを軸に『おはようイケブクロ』のリリックビデオを解説します!
標識やマークに込められた思い
金属製の3スポークのステアリングがクールな車に乗ってリスナーが高速道路を走っています。
6個も外付けスピーカーを搭載しているのでしょうか?!
山田三兄弟の声を聴くには最高の環境です。
さて、この車が走っている道路を隅々まで見てみましょう。
数字に注目!
道路の側壁の向こうからニョキっと生えている標識の中で、数字が書かれているものが2つあります。
左側にある白いチューリップのような標識には「296」。
その下には「>」を3つ連ねた緑の標識がありますね。
アメリカの道路標識を参考にしているようです。
「296」の意味はすぐに分かるでしょう、「ブクロ」を表しています。
「>」3つは進行方向を表す道路標識です。
目の前に伸びている道路は向こうが見えませんが、どうやら一直線。少なくとも曲がりくねってはいませんね。
つまり、ブクロはいつでも真っ向勝負をするぜ!というような意気込みを感じる光景です。
右側に出てくる標識には「39」。
こちらはもちろん「サンキュー」を表現しているのでしょう。
アメリカ合衆国の道路標識は、交通制御機器類統一の手引き(Manual on Uniform Traffic Control Devices; MUTCD)およびその付録である標準主要道路標識(Standard Highway Signs; SHS)によって標準化されており、日本と同様、ウィーン交通条約は批准していない。
いつも聞いてくれてまじ39でーす
出典: おはようイケブクロ/作詞:ポチョムキン(from餓鬼レンジャー),好良瓶太郎 作曲:三浦康嗣(□□□),好良瓶太郎
歌詞の中でもわざわざ数字で歌っていますね!
しかし、ただの感謝で終わらないのがBuster Bros!!!の素晴らしさ。
映像を見ていると、この標識は何度も何度も右側を過ぎていきます。
つまり、リスナーへの感謝は忘れたことがないぜ!という意味なのではないでしょうか。
かつては手がつけられない不良だった一郎ですが、ヒプノシスマイクのメンバーの中では比較的常識人。
自分の背中を見て育つ弟のことを考えて、人への礼儀や感謝を忘れないのかもしれませんね。
まだまだある、標識の意味?!
「296」の標識は白一色ですが、「39」は白抜きになっています。
どちらもアメリカの国道を表しています。
白一色の道路標識はカリフォルニア州で使われているもののようです。
つまり、地域を限定しているということになりますね。
「ブクロ」を表現しているわけですから頷けます。
一方、白抜きの標識は場所を限定しません。
こちらは、どんな人にも感謝を忘れない、という意味合いを感じます。