君が絶望という
名の淵に立たされ
そこで見た景色はどんなものだったのだろう
行き場所を失くして彷徨ってる
剥き出しの心が
触れるのを恐れて
鋭いトゲ張り巡らせる
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
2番では、「絶望」「行き場をなくして」など少し意味深な歌詞が並びます。
大切な人は単に夢が叶わなかっただけではなく、とても辛い状況に追い込まれてしまったのかもしれません。
「触れるのを恐れて 鋭いトゲ張り巡らせる」とは、近づけないように、相手から関わりを絶ってしまったかのようにも解釈できます。
相手の側にいたいという気持ちがくりかえし歌われる
鳥のようにはばたけるなら
君の元へ飛んでいくでしょう
そして傷を負ったその背に
僕の羽を差し出すでしょう
花のようにはかないのなら
君の元で咲き誇るでしょう
そして笑顔見届けたあと
そっとひとり散って行くでしょう
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
「そして傷を負ったその背に 僕の羽を差し出すでしょう」という歌詞から、傷ついた相手を助けてあげたいという気持ちが読み取れます。鳥であれば側まで飛んでいく、花であれば側で咲き誇る。そんな強い想いが歌われています。
ここまで聞くと「そして笑顔見届けたあと そっとひとり散って行くでしょう」という歌詞が、ただの失恋の歌詞ではなく、相手のことを思って自ら去っていく強い行動であったと解釈できそうです。
サビくりかえし
鳥のようにはばたけるなら
君の元へ飛んでいくでしょう
そして傷を負ったその背に
僕の羽を差し出すでしょう
風のように流れるのなら
君の側に辿り着くでしょう
月のように輝けるなら
君を照らし続けるでしょう
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
花、鳥、の次には、風、月と姿形を変えて相手の元へ飛んでいきたい気持ちがくりかえし歌われています。
もしかしたら浜崎さんは「花鳥風月」を意識して歌詞を書かれたのかもしれません。
自然の美しい景色や、自然の風物を題材とした詩歌や絵画などをたしなむ風流のことを指すこの「花鳥風月」という四字熟語に習って、花、鳥、風、月と形を変えて相手を思う気持ちを繰り返し表現しているのではないかと推測されます。
君がもうこれ以上
二度とこわいものを
見なくてすむのなら
僕は何にでもなろう
出典: Moments/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukumi
最後の歌詞では、傷ついてしまった相手を癒すためなら何にでもなる、という強い決意が歌われています。
「こわいものを 見なくてすむのなら」のこわいものが何を指すのかはわかりません。でも、好きな人が何かに怯える姿、苦しむ姿は誰でも見たくはありませんよね。
自分は相手が傷つかないためならなんでもする、という強い意志を花、鳥、風、月にたとえて歌っていたとこの最後の歌詞から理解できますね。
花や鳥をイメージしたかのようなPV
まとめ
「Moments」の歌詞を読み解いてみました。
一見すると失恋したり、夢が叶わなかったかのように見える歌詞ですが、「好きな人を守るために自分はなんでもする」という強い想いを歌った曲でした。
同じような境遇にある方は共感する部分が多いのではないでしょうか。ぜひ一度聞いてみてくださいね。
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