知れば知るほど重なる 歌詞の世界観

主人公は二つの心をもつ女の子?

それでは歌詞の解釈をしてみましょう!

「ねえ!
その心を貸してよ、
扉を開けてしまうから。」

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

早速出てきた台詞は、1つ目の彼女でしょうか。

心を貸してよという言葉からも分かる通り、彼女は外側から内側にいるもうひとりの私に呼びかけているように思えます。

また、ディバインゲートのテーマでもある「扉」が登場します。

『最近どうだい?』

尋ねられてさ
不思議な気分になるけど
もうだいぶ強がってみたから
それもありだろう

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

尋ねているのは内側の私ですね。もうひとりの私が登場しました。

内側は外側がよくわかるし、外側にも内側がよくわかっています。

どちらも自分なのに、自分に無いものを持っているから。

『ねえ!
その瞳を貸してよ、
あなたを見てあげるから。』

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

瞳を貸してというのは、外側の私に向けていますね。

内側と外側、2面性の表現の仕方が絶妙です。

ひとりきりのつもりだって、
揺れる
揺れる
私の心の臓。

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

彼女の中にある2つの心臓が、せめぎ合って揺さぶられているようです。

境界なんてない、裏と表の
どちらでもあれる私の
臨界点の今日をまた描いて
夢に、化けて出るんだ

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

境界と臨界点。裏と表を繋ぐもの。存在はない、でもそこに見えない扉がある?

ああ、
そうやって捻り込むんだね?
でもそれにゃおそらく意味は無い。

そうやって笑い飛ばすのかい?
でもそれにもおそらく意味は無い。

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

せめぎ合いは続きます。捻り込んでくる私と笑い飛ばす私。

反発しながらも、近づいていく二つの心

『ねえ!
その眼を動かしてよ!
扉を開けてしまえばさ、
見たこともないアレをさ、
誰か、が笑うよ。』

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

二人の投げかけがより激しさを増してきました。

内側から、外側から、が開こうとしています。

二つが一つになるときがもうすぐ来る!!

「『絵に描いたみたいな夢も
その先で涙流す私も
歌にしたいの!』」

出典: ワンミーツハー/作詞: wowaka 作曲: wowaka

扉が開いた瞬間でしょうか?

二つの声が一つになり、同時に二つの心が一つになったように思えます。

本当の自分になれた気がします。

心にある「扉」を表現