「ニシエヒガシエ/Mr.Children」のPVは○○のパロディ？！カッコいい歌詞を徹底解釈！

Mr.Childrenのナンバーが登場せず、パロディバンドが歌い続けている映像が流れる『ニシヘヒガシヘ』。

しかしよく見るとボーカルの桜井和寿が登場しているシーンもあります。

これはほんの一部分ですが、最後のパロディバンドが歌っているTVを消すシーンで少年役として登場しているのが桜井和寿本人。

これを発見したファンは、Mr.Childrenが確認できる貴重な場面として大いに歓喜した方も多いはずです。

楽曲はもちろん、PVにも大きな注目が集まったシングル『ニシヘヒガシヘ』。

歌詞にはどんな意味が潜んでいるのかも、チェックしていきましょう。

1番フレーズの歌い出しでは、世の中の本質を知ってしまった衝撃と後悔。

しかしそれに慣れて、受け入れていかなければという前向きな部分も感じます。

Bメロでは何が正義で悪なのか、ひどく混乱している様子が見えます。

そして本来、未来は明るいものとイメージしやすいですがここでは暗いものと表現。

それを防ぐためにも抗鬱剤を以てして、迷うだけの青春を乗り切ろうと葛藤しています。

そしてどんなことが起きようとも前に向かって生きるという意思が存在し、ネガティブな物事も受け入れていこうという姿勢を感じます。

2番フレーズからは人から人へと伝わる知識や教養よりも、自分が信じるものが正義だと表現。

愛や恋はフィルターが掛かってきれいごとで包まれているけど、実は動物的な作用で働くんだといったリアリズムを感じさせます。

誰もが持っている夢や理想はなかなかかなうことが難しいけど、文句を並べる前に突き進もうとも言っています。

全体的にはポジティブなメッセージ性がある『ニシヘヒガシヘ』ですが、過激な単語が並んでいる分どこか異常性も感じさせます。

と言うのも同ナンバーを制作していた時期は桜井和寿自身さまざまな問題を抱えており、精神的にも落ち込んでいました。

その憤りや葛藤をストレートに表現したのが『ニシヘヒガシヘ』ではないかとも言われており、人間の心に潜む暗い部分を抱えつつも前向きに生きようとする複雑な心境が楽曲からも伝わります。

しかしながらも弾けるようなテイストのサウンドで気持ちが爆発しているような印象もあり、『ニシヘヒガシヘ』と言うタイトルを選ぶことで少しでも明るい未来を希望しているのではないかと感じます。

衝撃的なフレーズも多いですが、ぜひ『ニシヘヒガシヘ』を一度聴いて共感してみてはいかがでしょうか。