基本データ
「あしたのそら」はシングル「123~恋がはじまる~」のカップリング曲として収録されています。
また、2013年7月発売のオリジナルアルバム「I」にも収録されました。
ノリが良く、ポップで暖かいメロディが印象的な楽曲。
明るい未来
君のおかげだよ、ありがとう
「一生懸命なんだよ」なんて言いたくないけど、
「君が教えてくれたんだよ」なんて感謝しています。
出典: あしたのそら/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
まずは冒頭部分、これは主人公の「今」つまり現在を表しています。
主人公は今、前向きに精一杯生きている。
けれどその「今」があるのは君という存在のおかげなのです。
この「君」については、明確には明らかになっていません。
恋人、友達、家族…主人公にとって、とても近い存在だったのでしょう。
この部分では、そんな主人公の心の支えになった存在への感謝の気持ちが表現されています。
1行目、どうして頑張っていることを言いたくないのでしょうか?
これはきっと、今の自分を過去と比べているから。
この主人公、以前は少し難しい生き方をしていたのでしょう。
何かに悩んで、苦しめられ、真っ直ぐ前を向いて生きることができなくなっていたのです。
昔の自分に比べて、今はこんなにも前向きに生きている。
それが嬉しくて、もどかしくて、照れくさい。
その気持ちを「言いたくない」と表現しているのでしょう。
過去の主人公に寄り添い、救ったのが君という存在。
「今は元気に頑張っています。君のおかげだよ。」
主人公はこう伝えたいのでしょう。
人を変えられるのは人しかいない
泣いて笑って繋いだ手ってのは温かいんだね。
それすら気付かずに生きてたってことはもう言わないで。
La La La…
出典: あしたのそら/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
1行目が表すのは、人と人との繋がりのこと。
主人公はそれを知らずに生きていたのでしょう。
きっと1人ぼっちで綱渡りの様な危なっかしい生き方をしていたのではないでしょうか。
けれど「君」と出会って、人の温かみを知った主人公。
「誰かに頼っていいんだよ。」そう教えてもらったのかもしれません。
どこかでつまずいてしまっても、支えてくれる存在に出会えるのはとても幸せなことです。
「君」に伝えたいこと
大切な「君」へ…
僕から君に伝えたいことはたくさんあるけど、
「何から話したらいいんだろう?」なんていつも困ります。
出典: あしたのそら/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
主人公が一番伝えたいのはきっと感謝の気持ちでしょう。
そして「君」に背中を押してもらって得たものや今までの出来事。
「こんなことがあってね。でも乗り越えられた。」
自分は変わった、成長したんだということを伝えたかったのでしょう。
「こんな時はどうすればいい?」と相談したかったのかもしれません。
けれど話すことが沢山ありすぎて何を話せばいいか分からない。
主人公は恥ずかしがり屋で、ちょっぴり口下手なのかもしれません。
キラリ、溢れた涙
あるがままに、ただ素直に言葉を紡ぎたいのに、
伝ったのはキラリの涙。甘くほろ苦い涙。
出典: あしたのそら/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹