ハゲから始まるフレーズにドキッとする人もいるかもしれません。
普段、男性に向かって「ハゲ!」とは言いにくいのではないでしょうか?
どうしてかというと、ハゲていることをコンプレックスに思っている人もいるからです。
国によってはハゲはセクシーさの象徴と捉えることもあるそうです。
文化が色濃く反映されているようですが、日本ではまだまだマイナスな意味が強いのではないでしょうか。
ちょっと話がそれますが、眉村ちあきさんは「ハゲが大好き!」なのだそうです。
だから、ハゲというフレーズがでてきたのではないでしょうか。
歌詞に戻って、この時点で主人公は髪型も関係ないくらいに彼が大好きなのですね。
お相手の彼はハゲていたのでしょうか?
せつなさを抑えて
バイバイの声が遠くなるたびに 僕は君に恋をする
しょうがないで終わらせる時の 僕を君に見せたくないんだ
出典: 本気のラブソング/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき
主人公と相手の男性は、そのあとも定期的に会っているようです。
彼女のライブがあるたびに、彼はファンとして通ってくるのでしょう。
そして彼は、主人公とさよならの挨拶をするほどの距離感の間柄になったようです。
ファンが大好きな眉村さんは、全員では無いと思いますが彼らとの距離も近いのですね。
眉村さんは、友達はファンと言っていたこともあるようです。
仲良のよい雰囲気でライブができるのは、アットホームでとても良いことに思います。
主人公は彼にさよならをいうときに、ギュッと胸が締めつけられせつなさを感じるのだと思います。
そのせつなさが、恋と名づけられているのではないでしょうか。
それから
大好きな恋人
忙しくなったら会えなくなるのかな
そうなる前に一緒に住まない?
出典: 本気のラブソング/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき
主人公と彼は遂に、恋人どうしになったのではないでしょうか。
彼女は彼に、共に暮らすことを提案しています。
彼女はこれから、どんどん出世をして忙しくなってしまうかもしれない。
出世とまでは言わなくとも、今後ライブ活動等が活発になってくれば会える時間も減りますね。
眉村ちあきさんのように、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長ということになるとステージも大きくなりそうです。
そうなると、同じ目線でいられた彼女も遠いステージの上の人になってしまうのかもしれません。
それは寂しいことではありますが、ファンにとっては嬉しいことでもあります。
彼にとっては複雑な心境だと思うのですが、彼女と共に生活できれば不安が解消できますね。
想い溢れて
ハゲてもハゲてなくても この気持ち変わらないよ
いじわるしても許してね 大好きの裏返し
出典: 本気のラブソング/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき
ここでフックソングの登場です。
「フックソング」とは曲の中で何度もでてくる、盛り上げる役目のフレーズです。
「ハゲ」という言葉がフックとなってこの楽曲を盛り上げています。
ラップにとても相性がいい言葉なのではないでしょうか。
みんなで楽しくのれるフレーズとなって、ラップを彩っているようです。
主人公の気持ちは、彼と付き合う前も付き合ってからも変わらないようですね。
彼女のピュアな気持ちがとてもよく伝わってきます。
眉村ちあきさんの、可愛らしいミルキーボイスも歌詞にとってもよく似合っているのではないでしょうか。
好きすぎて、相手をいじりたくなったりわがままを言いたくなることもあると思います。
でもそれは、愛しているからこその言動なのですね。
さよなら
見守られていた
バイバイの声が遠くなる たびに僕は 君への涙をこらえて
漠然とわかったつもりだった愛を受けてどこにぶつければいいの
出典: 本気のラブソング/作詞:眉村ちあき 作曲:眉村ちあき
主人公と彼の恋は熱いまま続いているようですね。
いつものように、ライブが終わって手を振り合って別れる場面。
彼女はまたせつなくなっているようですが、今度は泣いてしまいそうだというのです。
一体どうしたというのでしょうか?
全くの推測でしかないのですが、主人公は彼の愛の大きさに気がついたのではないでしょうか?
いつも変わらず自分を応援してくれていることそのものが凄いことなのです。
当たり前すぎて今まで気がつくことができなかった。
なぜなら、彼女は歌う人で人から見られるのが当たり前の世界にいるから。
見てくれるということが、とても愛の詰まった特別な行為だと突然悟ったのではないでしょうか。