卓越した才能の持ち主、清水翔太
2008年の衝撃のデビューから早10年。今年2018年は清水翔太のデビュー10周年にあたります。
デビューシングル「HOME」は、 10代の男性シンガーとしては初のオリコン週間シングルチャート5位を記録。
その後発売されたデビューアルバム『Umbrella』はオリコン週間アルバムチャートにて2位を記録と、デビュー直後から勢いに乗って活動を展開してきました。
最もデビュー前の2007年、ニューヨークの歴史あるクラブ、アポロ・シアターでパフォーマンスした際には「百万人に一人のシンガー」として絶賛されたという清水翔太。
日本で大ブレイクするのは当然なのかもしれません。
その後も加藤ミリヤとのジョイント、 また小田和正とのコラボなど、話題に事欠かない清水翔太から目を離せないという方も多かったのではないでしょうか。
約1年ぶりのニューシングル「Good Life」
その清水翔太が昨年末にニューシングルのリリースをアナウンス。前作「FIRE」から一年近く経ってのリリースとなり、待ちわびていたファンは大きく盛り上がっています。
今回はその清水翔太の24枚目のシングルとなる「Good Life」について取り上げます。
まずはMVをご覧ください。
MVに注目!
「Good Life」は清水翔太が彼自身の経験からインスピレーションを得て作られた曲で、MVもその世界観をよく表したものになっています。
学校にうまくなじめない少年と、現在の仲間と楽しく過ごす清水翔太を対比させながら、物語は進んでいきます。
学校では自分をうまく表現できずにいる少年も、自分が無いわけではなく、自信が持てないだけ。
私服に着替えたら、本当の自分を取り戻すように生き生きとして、やりたいこともきちんと持っています。
リアルな仲間が登場!
その彼に優しく語り掛けるように歌う清水翔太と、彼をリラックスした雰囲気で囲む仲間たち。
この清水翔太とともにMV中に登場する仲間は、リアルな現在の清水翔太の仲間だということですが、道理で心の温まるような、優しい雰囲気がよく出ています。
自信が持てない時、うまくいかない時、なんとなくそっと背中を押してくれるような、そんな雰囲気のMVですね。
歌詞を解釈
では清水翔太の人生観が表れているという「Good Life」の歌詞を見ていきましょう。
人生をJudgeするのは……
良い人生 悪い人生
俺以外Judgeする権利はない
隣にはYou そしてGood Friends
一緒ならずっと笑えるって
Yes I know 時に痛く孤独でも
We got the good life 俺は歌う
出典: Good Life/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
良い人生とか、悪い人生とか、外野に決める権利なんてない。
その人生の主人公、自分自身が決めることなのです。
誰が見ても良くない人生だと思っても、自分がHappyであればOK。
誰が見ても成功して幸せな人生を送っているように思えたとしても、本人が不幸だと感じていることだってあるのです。
大切なことは、自分が決めるということ。
仲間に囲まれて、隣には大切な君がいて。
みんな一緒にいたら、きっとずっと笑顔でいられる。
いつもうまくいくわけじゃない。孤独に苛まされる時だってあるかもしれないけれど、
それでも、好きな音楽を仲間と共にやっていけるんだ、良い人生を手に入れたんだと歌います。
ダサい服ダサい靴ダサい財布
音楽以外何もないMy life
皆にバカにされた中学から18,9
地元に仲間なんていない
制服着てカバンには私服
隣駅で着替えてSwim good
「やっと俺が俺でいられる」
そう思う為に破ったルール
気付いてか気付いてないでか
何も言わずにいてくれたMama
相変わらず今もまだ
好きにさせようとしてくれてんだな
I got the good life
今やっと誇れる自分の全て
もっと良い所へ 君を連れて
出典: Good Life/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
何をやっても、何を持っていても”ダサい”と言われ続けたあの頃。
それでも、音楽という拠り所がありました。
不愉快な人間から離れて、制服を脱ぎ捨てて。
私服に着替えて、やっと呼吸ができるような、自分を取り戻せるような、そんな学生時代を過ごしてきたのでしょう。
きっと、お母さんは気付いていたはず。心配で仕方がなかったと思います。
でも、何も言わずに頑張っている彼を、優しく見守ります。
彼が自分を見つけられるのなら。それでも、もし彼が力尽きそうになったときには、すぐに手を差し伸べてくれるところにいたはずです。
それは立派な大人になった今も、変わらず続いています。
その母親の愛を感じ取れるようになり、素直に感謝できるようにもなりました。
自分はそんな愛に包まれた、良い人生を歩んできたと誇ります。
そして仲間たちと一緒に、もっと良くなっていくんだと。
そう、力強く言い切ります。