大切な相手に最後に見せるのは泣き顔じゃなくて笑顔がいい。涙をこらえているのは、そんな気持ちがあるからでしょう。

「またいつか」という不確実な約束は、最後に「僕」が見せた強がりのようにも思えます。

お互いを嫌いになって別れるわけではないからこそ、「君」との記憶は忘れたくない大切な思い出です。

2人で心を通わせて過ごした時間。それは「証」として失われることなく残るのでしょう。

離れてもお互いを忘れず

“我侭だ”って貶(けな)されたって 願い続けてよ
その声は届くから 君が君でいれば

僕がもしも 夢に 敗れて 諦めたなら
遠くで叱ってよ あの時のようにね

出典: 証/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

離れてしまっても僕のことを忘れずにいてほしい。この歌詞からは、そんな「僕」の気持ちがうかがえます。

僕の夢を願って、ときには叱って。そうやって自分のことを思ってもらうことで、「君」の存在を感じていたいのでしょう。

そんな少し我侭な願いをもってしまうのは、きっと「僕」がこれからも君のことを忘れられないからではないでしょうか。

大切な「君」という存在を励みに前に進もうとする「僕」の感情が表れています。

別の道を行く「君」へ

君の指差すその未来(さき)に 希望があるはずさ
誰にも決められはしないよ
一人で抱え込んで 生きる意味を問うときは
そっと思い出して あの日の僕らを

出典: 証/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

このサビで綴られているのは「君」への励ましの言葉です。

「僕」が寂しさを感じているように、きっと「君」も別れを辛く思っているでしょう。

そんな「君」に対して、自分を信じて生きてほしいという応援のメッセージが歌われています。

そして、2人で一緒に過ごした日々はきっとこれからも支えになると伝えています。

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「君」の面影は消えない

“またね”って言葉の儚さ 叶わない約束
いくつ交わしても慣れない
なのに追憶の破片(かけら)を 敷き詰めたノートに
君の居ないページは無い

出典: 証/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

叶う保証のない再会の約束を何度交わしても、気持ちが落ち着くことはありません。

「またね」の「また」がもう来ないかもしれない別れの中で、相手への未練を断ち切ることはとても難しく辛い決断でしょう。

思い返せば「君」のことばかりが記憶の中に残っています。

そして前へ進む

溢れだす涙 拭う頃 君はもう見えない
想う言葉は“ありがとう”
傷つけ合っては 何度も笑い合えたこと
絆を胸に秘め 僕も歩き出す

出典: 証/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

それでも訪れる別れのとき。自然と「ありがとう」という感謝の気持ちが溢れてきます。

大切な人との前向きな別れ。その後に残るのはその人とのたくさんの思い出です。

そんな思い出の全てが「僕」と「君」が一緒に生きた時間の「証」となり、途切れることのない「絆」になります。

その絆を胸にこれからも生きていく。そんな物語が描かれた歌詞です。

まとめ

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「証」は切ない別れを描きながら、それを乗り越えて前を向く勇気や強さをも見せてくれる曲です。

力強くスケールの大きなサウンドも相まって、聴く人の感情を大きく揺さぶってきます。

感動必至のメッセージソング「証」。是非聴いてみてください。

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