【三文銭/MOROHA】歌詞がイイと話題？心に刺さるその意味を詳しくチェック！MVも観てね♪

MOROHAは2008年に高校の同級生だったアフロさんとUKさんで結成されたラップグループです。

伴奏はアコースティックギター1本だけという独特のグループで、メッセージ性の強いリリックが人気となっています。

注目されたのは2010年に参加した“出れんの！？サマソニ！？”で、審査員の一人であった曽我部恵一氏から「本当にヤバい。事件」という評価を受けました。

その結果、MOROHAは曽我部恵一賞を受賞。2010年10月21日に1stアルバム『MOROHA』でデビューを果たしたのです。

今回ご紹介するのは「三文銭」という曲です。「三文銭」は2ndアルバム『MOROHAⅡ』と12inch VINYL『三文銭』に収録されています。

ちなみに1stアルバム『MOROHA』には「二文銭」という曲が、3rdアルバム『MOROHAⅢ』には「四文銭」という曲が収録されているんですよ。

では早速、今回ご紹介する「三文銭」の歌詞を見てみましょう。

冒頭の前半部分です。

フジロックといえば大きなミュージックフェスティバルとして、毎年多くの観客が日本中いえ、世界中から訪れます。

出場できるのはロックだけではなく、和太鼓やジャズなど幅広いジャンルの音楽となっていますが、出演するためには相当の努力が必要です。

ここで歌われている2013年の出演者は浅野忠信さんや奥田民生さん、夏木マリさんに加藤登紀子さんなどそうそうたるメンバーでした。

ではなぜ彼らは「フジロック」という単語を歌詞に盛り込んだのか。それはやはり大きなライブに出場するという目標があったからでしょう。

しかし彼らの夢はかなわなかったのです。バイト先にも出場するといったのに、それはかなわなかった。

大口叩いておいてという恥ずかしさにも似た葛藤から始まり、なぜ出場できなかったのかという自身への問いへと変わります。

しかしその問いかけは「努力は報われる」という言葉は、だという結論へ導かれてしまったのです。

それでもなお、「わかる人にわかればいい」という結論を出すのは、自身のプライドが拒んだのです。

自分に対して言い訳をするのは、自分に優しくしたいからです。しかしその先に何か待っているかというと、何も待っていてはくれません。

まだ心の奥にくすぶる赤い炎に、一滴の雫が落ちました。

もしそれが水なら情熱は消えてしまうでしょう。しかし油なら、もう一度奮起してやるという気持ちを持つことができるでしょう。

答えは油だったようです。彼らは個々から這い上がるために、「本当にありがとう」を捨て台詞に、もっとでかくなってやると誓ったのです。

小さいころは時間を追いかけて、1日24時間じゃとても足りなかった。

だけど今は時間に追われる毎日で、野球カードをタイムカードに持ち替えています。

自分の暮らしを見渡してみると、六畳一間の狭いアパートに歯ブラシを並べ、炊飯器に三日目の変色したご飯を入れています。

貯金もないし、こんな生活を周りは心配するんだろうけれど、網戸から覗く夕陽はいつでも彼らを照らしてくれるのです。

せっかく生まれてきた命なのだから、ぜいたくに使ったっていいじゃないですか。