歌の最後には語りの部分が収録されています。

「someday」とは漠然とした「いつか」のことを指す言葉です。

去年は誰もが暗く落ち込み
夏らしい事ができなかった2020年
今年は去年の分と
二倍以上夏を楽しもうぜ

出典: サンシャインガール/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ,長谷川大介

続いて新型ウイルスの感染拡大という未曽有の事態に見舞われた2020年について触れています。

今作品が発表された2021年7月も東京都が4回目の緊急事態宣言を発令するなど感染拡大は収束に至っていません。

日常が非日常へと変わり、様々な変化を強いられ辛い思いをされた方々を慰め励ますように語りかけています。

状況が変化する中でも、この言葉を入れたい気持ちが強かったのだろうと感じられる部分です。

今後何倍も楽しめなかった夏を取り返して行けると勇気づけてくれています。

前述の「いつか」は、ファンの方がケツメイシにまたコンサート会場で会える日のこととも捉えることができます。

2021年はケツメイシにとってメジャーデビュー20周年にあたる節目の年です。

しかし、感染拡大の影響で2021年3月末から7月末にかけての20周年記念全国ツアーは全公演が延期となりました。

何年後に聞いても、この箇所はリスナーの心をはっとさせてくれるのではないでしょうか。

「今年」は毎年更新されていきます。

「いつか」に向けて希望を持ちながら、夏を楽しめることがいかに幸せか考えさせられる言葉です。

Our relationship how was party summer
Sun will always rise
Never let you go
My sunshine girl, eh eh

【和訳】
俺たちの関係性が何だったかというとパーティーサマーだった
太陽はいつも昇る
君を決して手放しはしない
俺のサンシャインガール

出典: サンシャインガール/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ,長谷川大介

大事な君との関係性は明るい夏のパーティーのように充実したものでした。

今は夏に夏らしい事ができなくても、太陽が昇り月日が流れることは止まりません。

状況が変わっても、太陽のような君と一緒に太陽がいつもまた昇るように月日をいつまでも重ねていきたい。

どのような状況下でも大事な君を手放したくない、強い愛が歌われて曲は終わりを迎えることとなります。

夏に輝く君の幸せを願い、君を求め続けていること。

夏を楽しめないような状況でも、君がいることで今も気持ちをハツラツとさせていられること。

これらは君への愛を確信する理由に十分ではないでしょうか。

困難な時期も先を見据え、夏に輝ける君希望を持って欲しいという願いも感じられる楽曲でした。

「サンシャインガール」歌詞解釈まとめ

パーティーサマーをくれた君とのこれからの日々を想わせてくれる楽曲

ここまでケツメイシの「サンシャインガール」の歌詞を考察してきました。

ゆったりと心地よいレゲエのリズムに、愛しい彼女といる幸せを歌った歌詞が乗せられている曲でした。

2020年について振り返る語りの部分があることで、聞き手に広い解釈を差し出しているようにも感じられます。

2020年以降の状況の中で苦しい思いもありながら、以前の彼女との関係はとても幸せだった事がうかがえます。

輝くように美しい彼女と一緒にいること自体がとても幸せな事であること。

今までの暮らしが変わっても、彼女がいることで自分の気持ちも輝かさせられること。

状況が変化しても、以前の幸せな記憶と関係性を糧に日々進んでいくこと。

彼女にあたる存在は、聞き手によって置き換えて解釈することもできます。

恋人でなくても家族や友人、アーティストなど様々に対象を置き換えて歌詞の意味を受け取れるかもしれません。

聞き手それぞれの「いつの日か」に向かい進むことを後押ししてくれる、前向きな思いが感じられる楽曲でした。

「サンシャインガール」が好きな方におすすめ!ケツメイシの楽曲に関連した記事

今回の記事の最後に、当サイトにて掲載しているケツメイシの楽曲に関するおすすめの記事をご紹介します。 

ケツメイシは4人組男性ヒップホップグループで「夏の思い出」は7枚目のシングルとして2003年7月16日にリリースされました。ボーダフォン日本法人(現ソフトバンクモバイル)のCMソングに起用された「夏の思い出」の歌詞に迫ります。

こちらは2003年リリースのケツメイシの夏を感じる名曲「夏の思い出」の歌詞解釈をしている記事です。

過ぎ去った夏の思い出を大事に改めて振り返られる内容となっています。

ケツメイシの「君とつくる未来」は、これから2人で共に未来へ向かって歩もうとしている前向きな歌で、ウエディングソングとしても人気です。その歌詞はどんな内容になっているのか探ってみました。

つづいて2011年にリリースのウェディングソングとしても人気がある「君とつくる未来」の歌詞考察記事です。

たまにはぶつかり合いながら関係性を築いてきた君と、これからも未来をつくっていく。

これまでを振り返り、これからを考えさせてくれるような味わい深い歌詞も魅力的な曲です。

幸せへの決意に満ちた歌詞に聞き手も心が熱くなるような歌となっています。

ケツメイシの楽曲に浸って元気をもらえば、きっと内側からも活力が湧いてきますよ。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね