躍動感たっぷりのドラムと、ヒリヒリと危なげな雰囲気を湛えたギターフレーズ。
そこに高らかに歌い上げるHiroの歌声が重なりその爆発力は最高潮に。
「WINNER」とはよく言ったもの、火花を散らすような映像が目に浮かんでくるようです。
ほんの一瞬の映像でしたが、ゾクゾクさせられる音像が繰り広げられていました。
爆発が起こる前のSEのような部分は曲の一部なのか、それとも映像のためのものなのでしょうか。
スパイ映画を思わせる緊張感溢れる演出に一役買っていましたね。
歌詞から垣間見るもの
歌われている内容は以下の通り。
抽象的で、何を表しているのかはっきりしないところもポイントですね。
その分全編を早く聴きたいという思いも高まります。
今ぐずってる場合じゃない
まだなんの意味だってない
全部無くすまで奪いつくして
出典: WINNER/作詞:MY FIRST STORY 作曲:MY FIRST STORY
勝者の歌ではなく、勝ちに行こうとする人の歌
「WINNER」というタイトルは、勝ったときの様子を表しているのではなく、「これから勝ちに行こうとする人」を表していたのですね。
道半ばの自分には「まだなんの意味もない」という結果が全てだと言わんばかりの歌詞。
奪いつくすという少し過激な表現も高ぶる感情をダイレクトに表しています。
描かれている物語は
ディレクションはHiroによるもの?
冒頭には「A FILMED BY HIRO」の文字も。
音楽のみならず映像のディレクションまで手掛けてしまうとは、この人、本当に多才ですよね!
さらにモデルを勤めてしまう容姿まで持ち合わせているとは、天は二物を与えずという言葉も疑わしいものです。
マイファス4人によるテロリスト集団
轟くマシンガンの音に逃げ惑う人々の描写から、物語は幕を開けます。
黒い車でやって来たのはマイファスの4人扮するテロリスト集団。
ガムを膨らませるHiroの姿が悪役感と、集団のトップのようなキャラクターを演出していますね。
銃撃戦の中、大金を手にし逃走を図る彼らの姿が描かれています。
最後に登場する女性は
気になるのは最後に登場する女性です。
彼らはこの女性のために犯罪に手を染めたのか。
はたまたこの女性は彼らと敵対する立場にあるのか。
いろいろな妄想が全貌公開への期待を煽りますね。
こんなバンドもオススメ!
アルバムリリースを目前にしてのこのちょい出し映像。
しかも10月9日に公開するというニクイ演出付きでニヤリとしたファンの方も多いのではないでしょうか。
「兄を超えたい」というHiroの想いは断固としたもの。
その想いが作品をより良いものにブラッシュアップしていることも言わずもがな。
しかし、今の時点で「兄の後追い」というレッテルはほとんどなくなっているようにも感じます。
ファンからしてみればマイファスはもう、マイファスでしかないのではないでしょうか。
それでも「一度決めたらやり遂げるまで走り続ける」というバンドの振る舞いには、男気のようなものを感じさせられます。
マイファスが好きだという方に以下のバンドもオススメしておきましょう。
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