【キミシニタモウコトナカレ/May’n】は◯◯プロデュース！歌詞はこちら♪「シャングリ・ラ」OP！

それでは歌詞を見ていきましょう。

歌い始めから、とても印象的な言葉遣いになっています。

「愛は泣いてるんだろう」というだけではなく、それがどこで、どんなふうに、とまで深く考えているというところが興味深いです。

アニメにもリンクする内容の歌詞ですが、「世界はとっくに終わって」いて、始まりすらも見当たらない。

果たしてそんな中で、愛なんて見つかるのでしょうか？

どこで泣いているのかもわからないのに……。

きっと、とにかく現状をどうにかしたくて、頭で考えるよりも先に、身体の方が飛び出してしまったのでしょうね。

けれど、動き出さなければ何も始まらないと思うのです。

走り出せばきっと、何かに気づけるはず。そう信じていたい。

サビです。

「どうか死なないで」という気持ちで、闇の中で目を凝らしてみたけれど、まだ愛は見つけられません。

何処にあるのか、どうしたいのか……早く見つけてあげたい。

再びアニメとリンクします。

地球温暖化が加速して四季を失い、熱帯の街となってしまった東京が舞台ですので、「踊り始めた」というのは、決して明るいダンスではないのでしょう。

どちらかと言うなら、本当は「狂い始めた」のだと思います。

つまり、これは狂気のダンスなのではないでしょうか。

「難しいよ！」と言いたいところでもありますが、本当にそうなのでしょうか？

一人一人が互いを思い合い、穏やかな慈愛の気持ちを持っていれば、もしかすると案外簡単に世界は平和になるのかも知れません。

もちろん、世の中も人間も、そう簡単に感情をコントロールできないからこそ、こんなふうに哀しい歌詞になってしまうのですが。

2番のサビです。

「どうか死なないで」の気持ちの裏に、自分も「倒れても這い上がる」という意志がありました。

この胸の中には、あの日の思い出が全部残っているから大丈夫。

きっとそれほど素晴らしい感情を交わし合ったのでしょうね。

サビのメロディがリフレインします。

「生きてみろ」という強い言葉、「愛をつなげ」という未来に希望を託した言葉が使われているのですが、それがかえって逆に瀕死の状態であるようにも感じさせます。

そしてまだ、愛の居場所がわからずに、探し続けているのです。

「愛は泣いてる」の後、もう一度「キミシニタモウ〜」のサビにかぶって大きく盛り上がり、楽曲は終了します。