【谷村新司人気曲おすすめランキングベスト10】名曲の数々を一挙公開！歌詞・収録アルバム情報も掲載！

第4位は「陽はまた昇る」。

1979年の作品で、フジテレビの「ゴールデンドラマシリーズ」のドラマ「陽はまた昇る」の主題歌として依頼があった楽曲です。

当時の事を振り返って、番組の主題歌という以外ドラマのタイトルも決まってなかった状態で依頼を受けた谷村新司。

出来上がった楽曲をドラマのプロデューサーに聞かせました。

プロデューサーは、「素晴らしいと思います。ドラマのタイトルも同じでいきます」といって主題歌の後にドラマのタイトルが決まったのだとか。

ドラマは、加藤剛、竹下景子など豪華キャストが出演する医療現場が舞台のドラマ。

谷村自身が病院生活をした時、隣の病室の方が亡くなり、人の命のはかなさに直面した体験を残したいという気持ちが高まったとのこと。

ドラマチックなピアノ伴奏と、サビのすくい上げるような谷村新司の歌唱も魅力的な楽曲ですね。

この「陽はまた昇る」は谷村新司本人が監修したアルバム「谷村新司・ザ・ベスト~陽はまた昇る~ 」に収録されています。

第3位は「いい日旅立ち」。

1978年リリースの「いい日旅立ち」は、山口百恵への楽曲提供のために制作されたナンバー。

それまで宇崎竜童、阿木燿子コンビで製作されていた山口百恵の楽曲を、谷村新司に依頼した最初の作品でした。

この曲は、日本人なら知らない人はいないはず。2007年に日本名曲100選にも選ばれた今や日本のスタンダードナンバー。

国鉄のキャンペーンソングに採用されてからは、JRになってからもリバイバル列車やサヨナラ列車などの発車時に曲がながれていますね。

時代を超えて長く親しまれて来た名曲です。

2003年には鬼束ちひろによって「いい日旅立ち・西へ」が発表されました。

JR西日本の営業地域を網羅できるよう新バージョンとして発売されたことはまだ記憶に新しいですね。

楽曲のタイトルから、結婚式や卒業式に流れることも多かったことでしょう。

しかし、曲の生みの親谷村自身は、歌詞をよく見たら祝いの門出にはふさわしくないと世間の評価と反意を表明しました。

人は不思議なもので、作者の本来の意図とは反していても、個人的な印象や想いを曲に見出すこともあるのではないでしょうか？

それが「いい日旅立ち」がいつまでも人の心に残り続ける理由となったのでしょう。

「いい日旅立ち」はアルバム「BEST COLLECTION~いい日旅立ち~」に収録されています。

2008年のこのアルバムは、谷村新司の過去最多コレクションが詰まった名曲ばかり。

ランキング第2位は、映画「連合艦隊」の主題歌となった「群青」。

映画は日米開戦前年から真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦の一連の太平洋戦争を舞台としています。

1番に父がのった艦隊沈む所を兵学校を出たばかりの息子が護衛機から見守ることしかできず戦争によって引き裂かれた父と息子のストーリー。

2番には、戦争のために出兵した2人の息子を想う年老いた父が、永遠に帰らない息子を手放し悔いる姿が映し出されます。

楽曲の歌詞自体が非常に文豪的な文章でまとめられていて、戦争に翻弄された家族の物語がよく表現されています。

曲の一番最後のフレーズは、伴奏のピアノが一瞬ポーズになり、「あなたを眠らせる」は無伴奏でメロディが入ります。

なんとも切ない、ここで涙なくしては聞けない心痛の想いを感じる楽曲です。

「群青」が収録されたアルバムを購入するならおすすめは「谷村新司 ベスト＆ベスト　デラックス」でしょう。

数々の谷村新司の名曲が網羅されていますので、このアルバムで谷村節の世界を堪能できますよ。