B’zの代表曲と言ってもいい「Ultra Soul」
水泳の世界選手権の公式テーマソングに何度も起用された、21世紀最大の名曲「Ultra Soul」。
世界レベルのアーティストB'zによる、世界最強の応援曲と言っても過言ではないでしょう。
キャッチ―でわかりやすい曲調とノリやすいフレーズ・韻律が特徴ですが、これらだけがヒットの原因ではないはずです。
まずは実際に楽曲を聴いてみましょう。「知っているよ!」という方もぜひ今一度ご視聴を。PVは見たことないという方もいらっしゃるはずです。
撮影は2月。夏に見ているのにこっちまで冷えてきそうな映像…。
冬に水の張っていないプールで歌う、というのがとても不思議な世界観です。
ショートバージョンの動画ではわかりませんが、メンバーが最後には半袖になります。すごいハッスルというか、タフというか。
さらにプールサイドでノートパソコンではなく昔のモデルのデスクトップパソコンを触っているのも、なかなかシュールな光景ですね。
その違和感を抱くような、誰もやらないようなことが差異を生み出している証拠なのかもしれません。
曲としては、B'zの作品でお馴染みのディスコビートが気持ちよく、アコースティックギターからエレキギターに変わって盛り上がっていく構成も素晴らしいですね。
ベースはなんとソロ活動や有名アーティストとの共演が目立つ、徳永暁人さん。
あとのパートは打込みで作られていますが、その分キャッチ―で親しみやすいポップ調に仕上がっています。
「Ultra Soul」の歌詞を見てみよう
それではお馴染みの曲ではありますが、「Ultra Soul」の歌詞を見ていくことにしましょう。
自分という敵を倒しましょう
どれだけがんばりゃいい? 誰かのためなの?
分かっているのに 決意(おもい)は揺らぐ
出典: ultra soul/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
かなえたい目標や夢はあるけれど、そこに向かう努力を継続していくのは案外大変なこと。
時には「ホントにこんなことをしていて大丈夫なのだろうか」と、自分の努力に疑いを感じることがあるでしょう。
とくに自分との闘いというのは、孤独です。誰かのために頑張るというのは意外と簡単にできてしまうことです。
昨日や今日の自分、惰性や絶望など、本当の敵は他人ではないのです。
誰だって頑張っていれば迷います。でも頑張っているから迷うのです。
結末ばかりに気を取られ、この時を楽しめない...メマイ
出典: ultra soul/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
結果ばかり気になって、いまこの時の努力やプロセスに没頭できない。
人間は簡単に手に入る結果を求めがちです。しかしそんな簡単に世の中はできていません。
そうわかっていても、つい結果を急いでしまいます。
自分で未来を切り開きましょう
夢じゃない あれもこれも その手でドアを開けましょう
祝福が欲しいのなら 悲しみを知り 一人で泣きましょう
そして、輝く
出典: ultra soul/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
続きはぜひ叫んでください!
夢は夢じゃなく現実において自分で手に入るもの。しかしそのためには孤独や辛さが代償として必要だ、ということでしょう。
喜びを知るための悲しみ、と言い換えることもできます。