ここでメンバーの歌に合わせてコールが入ります。

一言で展開が暗転する、とても印象的な場面です。

やっぱり越えられない壁

再び、あ~やっぱダメだ

あ~やっぱダメだ 苦くて飲めない
僕だけコーラが飲みたいなんて言えない
出す前にお砂糖入れたのに飲めない
こんな状況じゃ チューもヘチマもない

※サビ入る

出典: コーヒーが飲めません/作詞: 岡部波音 作曲:岡部波音

コーヒーの登場で主人公は再び奈落の底に突き落とされてしまいます。

砂糖を入れるなど、いろいろ手を尽くしてみました。

でも、やはり越えられない高い壁です。

江戸っ子のような言い回し

「チューもヘチマもない」という、江戸っ子のような言い回しが使われています。

ヘチマは乾燥させるとたわしになるように、中身がすかすかなイメージ。

大辞林 第三版 - 糸瓜・天糸瓜の用語解説 - ① ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産。日本には近世初期渡来。葉は掌状に浅裂。雌雄同株。夏、黄色の花をつける。果実は細長い円柱形で深緑色、若いうちは食用になる。熟した...

ここでは、キスのことも何も考える余裕はないという意味でしょうか。

弱々しい意志と、その裏にある迷い

いつか君のヒーローに!?

〈コール:りゅーびのターン〉
〈コール:りゅーびっ〉※ソロ中ずっと
いつしか大人になって コーヒーが飲めた時は
僕でも君のヒーロー なれるでしょうか?
〈コール:なってるよーっ〉

出典: コーヒーが飲めません/作詞: 岡部波音 作曲:岡部波音

でも主人公はへこたれません。いつかはコーヒーを克服。

そして、その先にある君のヒーローになる!

そんな未来をイメージして意志を曲げずに挑戦していく、かに見えます。

でも、最後のフレーズは「なれるでしょうか?」

実は主人公は意志を固められているわけではありません。

思い切り迷っているんです。

弱気な主人公を励ますコール

頑張ろうという意志をもちつつも弱気を捨てきれない。

そんな主人公に対して、ファンから励ましのコールが入ります。

守ってあげたい、というファンの気持ちが込められています。

バッドエンドなストーリー

でも当分ダメだ 苦くて飲めない
多分エスプレッソなんて 一生言えない
なんならコーヒーのケーキもあまり好きじゃない
ダンディな大人は もう諦めたい

※サビ入る

出典: コーヒーが飲めません/作詞: 岡部波音 作曲:岡部波音

「がんばる→やっぱりダメ→がんばる→やっぱりダメ」

歌詞ではここまでジグザグのストーリーで展開されてきました。

最後はどっちに転ぶのか注目でしたが、やっぱりダメだ〜という結末に。

「苦手だ」と素直に言っちゃえばいいのにと思ってしまいます。

でも、主人公は精いっぱい背伸びして、自滅という結果に終わりました。