現実を見渡したら・・・
日常を大切に・・・
今日もOTOKAKEを訪れてくれてありがとうございます(^^♪
本記事は去年末に復活を遂げましたCHEMISTRYの『SOLID DREAM』という楽曲にスポットを当てていきます♪
キャッチに”日常を大切に思う”とあります。
日常を大切に思うとはどういう事でしょうか。
この記事を見てくれているアナタは学生さん?それとも社会人?
また男性でしょうか、女性でしょうか?
どんな方だとしても、日々多忙な毎日を送っている事とお察しします。
何もせずに…という人はなかなかいないですからね。(笑)
だけど、周りをゆっくり見渡してみたり、少し立ち止まって後ろを振り返ってみたりなんて事はあまりしないのではないでしょうか。
この『SOLID DREAM』という楽曲。
読み解いてみると、そんな自分の日常をすこしだけ真剣に見つめ直してみたくなる楽曲になっています。
ここで少し、自分の”日常”のあり方を一緒に考えてみませんか?
『SOLID DREAM』
早朝の風景・・・
朝露に信号待ちが長い
歩き慣れているはずの交差点に立つと
繰り返し刷られていく街の画の
隙間に挟みこまれてる思い出が 痛い
大事なモノは抱えきれず
零しても壊しても
振り向かず歩いてきてる
出典: SOLID DREAM/作詞:麻生哲朗 作曲:藤本和則
通勤・通学の時間でしょうか。
朝露で早朝の風景が想像できます。
いつもの朝の時間、変わらない風景の中にも所々、自分なりのストーリーがありました。
その中にはもちろん、良くない過去も…。
そんな事を思いながら、いつもと同じ朝を迎えています。
自分の履歴というのは、全てかけがえのないもの。
そんなかけがえのないはずのものも、忙しい日常を送るうちに忘れ去られていきます。
我々もそうだと思います。
いちいち考えてなんていられない事は確か。
だって毎日やる事たくさんあるんですもの!(笑)
冒頭のこの部分では、今自分がどのような状況なのかを想像させます。
穏やかな曲調
冷たい風に吹かれて
ボクの肩が手探りで
あの頃の自分に戻りたがるみたいに
少し震えた
わかりもせずに「強さを持て」とか
誓ってみるけど
優しい気持ちに また
鈍くなってしまってるだけ
出典: SOLID DREAM/作詞:麻生哲朗 作曲:藤本和則
話は前後してしまいますが、この『SOLID DREAM』はフジテレビの朝の情報番組である”目ざましテレビ”のテーマソングになっていました。
2002年発売の6枚目のシングル曲の『It Takes Two』のカップリング曲でした。
朝の情報番組で流れるテーマソングというのは、とにかく忙しい時間のためにせかせかした印象が強くなってしまうもの。
でもこの楽曲に関しては、筆者違うイメージで当時も聴いていました。
まぁ、筆者はCHEMISTRYのファンという事もありますが。(笑)
せかせかというよりは、ちょっと一息というイメージで聴いておりました。
曲調もとても穏やかなので、その様な印象が強かったんですね。
この歌詞からは、今の私生活に不満を持っていると解釈できます。
忙しい毎日のせいで、心に余裕が持てない自分。
言葉では色々言ってみたりするけど、実際はそんな事深く考える事もありません。
それは今自分が生きている、厳しい日常のせいなんですね。
我々もそうですよね。
余裕がない毎日なんて送っていると、人に優しくなんてとんでもない事。
だって自分の事だって満足に把握できなくなってしまうのですから。
この部分はそんな自分を憂いで、こうなる前の自分に戻りたいと思ってしまっている主人公の心情が伺えます。
縛られていく
捨てられない不安も
あの夢と背中合わせにあるなら
輝くはずなのに
オトナのルールをなんとなくまとい始め
何もかも何となく
くすんでいってる
出典: SOLID DREAM/作詞:麻生哲朗 作曲:藤本和則
ここまでに何も夢見て来なかった訳ではありません。
その昔は想像した理想なんてものもあったはずなんです。
そんな夢もいつの間にか色褪せていきます。
それは自分が大人になってしまったから?
これは全ての大人たちに言えますね、少し胸が痛いです。(笑)
若い時はこうしたいっていうビジョンをきちんと考えたりしてましたよ。
大人になっちゃうと、そんなものちゃんちゃらおかしいって考える様になってしまうんです。
なんででしょう?
それは色んな事に縛られていくからなんですね。
そうやって現実を知っていくんです、嫌でもね。
でもそれは決していけない事じゃないと筆者は思うんです。
人間はそうやって学習していく生き物だし、またそうじゃないといけないとも思います。
じゃないと世の中メチャクチャになってしまう…。
そればかりじゃ味気ないですけど。