そもそも“太陽雨”という言葉ですが、沖縄独特の表現になります。

晴天(太陽)の中で、雨が降る(雨)状況を表現する、“お天気雨”という言葉。

これが“太陽雨”という言葉にあたります。

「太陽雨」という曲

 沖縄の人々は、昔から生活を雨水に頼っていたこともあり、他府県に比べて雨を大事にしていたそう。

しかし、この曲では恵みともいえる雨を、マイナスのイメージとして取り入れていますよね。

この逆説的効果を使うことで「苦楽を感じながらも、前を向いて頑張ってほしい。」という、応援の想いが込められていると感じます。

またこの曲は、沖縄琉球銀行への想いも込められているとされています。

これまで険しい道のりを歩んできた背景に、MONGOL800敬意を示しているのかもしれませんね。

歌詞を紹介!

では「太陽雨」の歌詞を紹介していきます。

前述しましたが、この曲では特徴的な表現方法を用いています。

意識しながら歌詞を見てみると、よりこの曲の深さを感じられるかもしれません。

太陽の涙

太陽の涙流れる
Don't cry don'tcry any more
太陽が泣いている
Don't cry don'tcry any more

出典: 太陽雨/作詞:キヨサク 作曲:キヨサク

悲しさを表現した歌詞から始まります。

太陽といえば、明るいイメージや温かいイメージがあります。

しかし、そんな太陽は涙しているようですね。

泣かないでというフレーズがありますが、太陽は変わらずに泣いている様子です。

輝きながらも...

輝きながら
太陽が泣いている
永遠を憂いながら
太陽が燃えている

出典: 太陽雨/作詞:キヨサク 作曲:キヨサク

太陽の一面が少しだけ見えるような気がします。

いつも輝いて、地球上を明るく照らしてくれる太陽。

しかし、輝いている時もあれば、人知れず悲しんで泣いている時もある。

いかなる場合でも、太陽は燃え続けています。

“輝き”を放つ存在

太陽の涙流れる
晴れ渡る青空の下
誰にも気づかれないように
燦々と輝きながら

出典: 太陽雨/作詞:キヨサク 作曲:キヨサク

このフレーズは、太陽のことを表現すると同時に、人の弱さも表現しているように見えます。

いつも明るく、人を笑顔にするような人っていますよね。

そんな人にも弱さというものがあること。

どれだけ強く見える人も、同じ人間ですからね。

人前ではどれだけ輝いていても、時には陰で泣いていることもあるかもしれません。

もう泣かないで

Don't cry any more
Don't cry any more
Don't cry any more
Don't cry any more

出典: 太陽雨/作詞:キヨサク 作曲:キヨサク