もうどうにも あの場所にも 戻れないみたい
固まった額 夢ならそっと
朝日の中紛れ込んでいたい you were mine
常に抱いていた 嗚呼
出典: シーズンサヨナラ/作詞:浮雲 作曲:浮雲
今更どう頑張ったところで過去のように幸せな時間が戻るわけではない。
もうお互い笑うことすらできないでしょう?
あなたが私のものだったあの時がいっそ夢で、朝日とともに覚めればいいのに…
最近ずっとそう思っていました。
幸せだったことは否定しない。
でも、今となってはどうでもいい、という思い出話にも似た回想を綴っています。
「私はそう思っているけれど、あなたはどうなの?」
そういう投げかけのような思いですね。
はぐらかす相手へ突きつける三行半
理由なんてありすぎて逆に見つからない
そうじゃないってそう言って かわすの止めて
背中を 見せるぐらいなら
見つめないわもう結構 その眼を開けて
夢から 抜け出したように
出典: シーズンサヨナラ/作詞:浮雲 作曲:浮雲
私がどんな理由を並べてもあなたはいつもはぐらかしてばかり。
そうして何も答えずに毎回逃げるのなら、もうあなたを見ることは止めにします。
幸せな夢だったのだと思うことに決めました。
上記で述べたように、いろいろな質問や問いかけをしたのでしょう。
けれど彼はそれに答えようとしない。
答えないどころか、向き合おうとすらしてくれない。
少しの希望を持って改善するための行動のつもりだったのに、それに応じないなら…
ただ訳も無いままさよなら
出典: シーズンサヨナラ/作詞:浮雲 作曲:浮雲
あなたの考えは聞かないままですが、これ以上掘り返すのは止めにしましょう。
このままで、お別れです。
自分が奔走しても暖簾に腕押し状態の彼にはもう何も期待しない。
別れる理由を並べればキリがない。
だから何も聞かないでこのまま終わりにしようという決意ですね。
結婚から離婚への季節遷移
季節は繰り返せども同じ季節には戻れない
指きった瞬間なんて 空の色 七色に光った
冷めきった終点なんて 秋空の 夕日に寄り添った
出典: シーズンサヨナラ/作詞:浮雲 作曲:浮雲
永遠を誓ったあの時は、未来が明るく輝いていた。
けれど、冷めてしまえば終わりなんて呆気なく、秋の夕日のように一瞬で闇に変わる。
ここまでの展開で、この二人が付き合っているだけなのか夫婦だったのかは謎でした。
しかし、ここで『指きった』と表現していることから、永遠の約束。
つまりは結婚していたことがわかります。
しかも幸せな結婚だったと受け取れます。
そんな幸せな結婚をスタート地点としてからの終点。
それはつまりは離婚を意味しています。
この2行でこの夫婦の始めと終わりを表しているのです。