そして「すべてを手に入れる」ということを実行しました。
その瞬間は主人公にとっては「スローモーション」で再生されます。決定的瞬間がスロー再生される感覚、わかりますでしょうか。
主人公がいったい何をしたのか全くわかりませんが、歌詞全体をふまえれば同乗者に何かやらかしたことは推測できます。
ずっと二人でいたい!
今なら僕らが世界一幸せに違いない
あぶない橋ならなおさらわたりたい
神さまお願いです、終わらせないで
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110511-241
そして「すべてを手に入れ」た主人公は、自分の行為に確信をもち正当化させようと肯定します。
そしてこの「幸せ」な瞬間を「終わらせないで」と叫ぶのです。
同乗者と二人きりの空間を終わらせたくないということを読み取ることができますね。
君のすべてをものにした
無防備きわまりない君をまさぐれば
いまにもくだけ散りそうに枯れた瞳
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110511-241
「まさぐれば」というワードだけでアダルトチックなことも連想できてしまうのですが、それにしては張り詰めすぎな雰囲気ですねえ。
「恋人を殺す曲」という解釈もネット上で見られるのですが、やはりそういうことになるのでしょうかね。
すべてをものにした実感をごらん!
・・・・ノンフィクション・・・・
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110511-241
そしてこれは妄想や作り話ではなく、まさに今いる現実のことであるというフレーズ。
最初は恐さも感じていたものの、実行後は「してやったり」という吹っ切れた気持ちに変わっているところがポイントです。
「空が鳴っている」まとめ
以上、東京事変の「空が鳴っている」について概要と歌詞の内容をご覧いただきました。
上述のとおり「恋人を殺す曲」という解釈もあるようですが、林檎女史のインタビューを読んだり見たりしていると直感で歌詞を作られることが多いようです。あまり本当のところは気にしないでもいいかと思われます。
しかし「意味はない」で終わらせてしまっては音楽の面白みというものもそこで途切れてしまいますので、できるだけ本質に近づくように思考することは切り捨てずにこだわる必要があるといえるでしょう。
ぜひご自身なりにこの曲の意義を再考し、いわゆるジブンゴト化をしてみてください。そこではじめて音楽は輝き出します。
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