”宝石”という言葉から、指輪や結婚というワードが浮かんできました。
”溺れる”という言葉にはドラマの舞台となった新宿を連想させられます。
総じて考えられるのは”覚悟”という言葉です。
この恋が一般的な付き合いなのか、結婚が前提にあるのか、一夜限りの関係なのか。この歌は後者を歌っているのでしょう。
愛された錯覚と真夜中の死角
すぐ計算して騙すやつ
戻れぬ場所まで連れ出して
答えは一つと心 揺する
出典: 白と黒のモントゥーノ feat. 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市
真夜中、誰にも見られないところで欲を露わにする相手と、誘惑される自分。
路地を抜けて目の前に現れたのはホテル。足を踏み入れてしまえばゲームセット。
自分の中で繰り広げられる欲と理性の戦いに相手も参戦、気付けば2対1の戦いになっているのです。
思い込めた気持ち差し出して
踏みにじられる最終章
白と黒のピアノの前で暴れ出す
葛藤のモントゥーノ
嘘もつかず欺いてやれ
出典: 白と黒のモントゥーノ feat. 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市
自分の思いと相手の思いは違うものだったようです。
軽く見て欲しくない自分に対して、一夜限りの恋を楽しみたい相手。
相手からすれば、自分を陥れようと思っているのでしょう。それは恋ではありません。
そんな相手に用は無いと、捨て去ってしまうのです。
『永遠の誓いとか要らないから
今すぐに抱きしめて欲しい。』なんて
売り物にもならない愛と誠
五線譜をはみ出したラブレター
燃やせ
揺らせ
出典: 白と黒のモントゥーノ feat. 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市
「待って、本当はあなたの愛が欲しいの!」と縋ってくる相手。シチュエーションを見る限り、主人公は男性で、相手が女性でしょう。
これまでずっと主導権を握っていると思っていた女は、自分が転がされたことにやっと気付き、引き止めようとします。
ですが、もう男の心はそこにありません。
稚拙な恋に興味はありません。掴んできた手を振りほどいたら、さようならです。
終わりに
「白と黒のモントゥーノ feat. 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)」を紹介させて頂きました。
お洒落で格好良いのは曲調だけではありませんでした。
斎藤宏介さんから感じられる好青年な部分が、この楽曲に対する説得力を更に高めていると思います。いやぁ、大好きですねぇこの曲。(笑)
いつものUNISON SQUARE GARDENとは違った魅力が感じられた楽曲ではないでしょうか。
横文字がタイトルに多く使われているUNISON SQUARE GARDENに似て、”モントゥーノ”というワードセンスもとても良かったです。
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