My Hair is Badの「幻」をまず聴こう!
My Hair is Badもメジャーデビューしてからは、1年にアルバム1枚とシングル1曲のペースが定着してきました。
「幻」は昨年の秋リリースされた曲で、半年を過ぎて世間的にだいぶ広まってきたところです。
この曲はダブルA面「運命/幻」の中の1曲で、PVも1曲ずつではなく2曲合体した珍しい作りとなっています。
そのせいで、どちらかをじっくり見たい方にはちょっと欲求不満を覚える作りとなっていて、飢餓感をあおっています。(うまい!)
それでは早速見てみましょう!
「運命/幻」のPVはこちら
「運命/幻」のPVは2種類ありますので両方見比べてみてください。
「幻」に関しては、映像は静止画像ですがフルに聞けるMVもありますので、じっくり聞いてください。
「幻」フルMVはこちら
いかがでしたか?
出だしはアコースティックでさらっと入ってきますが、あっという間に感情の高まりを表すようにハードな演奏となり、ぐいぐいと引き込まれてゆきますね!
演奏の特徴はアコースティック感を残しつつドライブ感もしっかり出していて、スピッツをさらにハードにさせたような作りとなっています。
歌詞を一つ一つかみしめるように歌っているので、一気に詩の世界へ入り込めるのもMy Hair is Badの大きな特徴ですが、「幻」はより吸引力が強くなっています。
「幻」の歌詞を徹底解析
「幻」のリズムをチェック
まずこの曲のリズムからチェックしてみましょう。
「幻」は、四分音符=約80というスローペースな曲で、言葉を淡々と伝えるにはちょうど良いリズムで、米津玄師の「恋と熱病」でも使われているリズムです。
ただこれには秘密がありまして、同じ四分音符=約80でも小刻みに演奏するのとダイナミックに演奏するのでは、全然イメージが違ってきます。
つまり、切々と訴える部分には16分音符を使った小刻みなリズムで、段々と盛り上げるには8ビートでダイナミックに演奏すると効果抜群なのです!
さらに8分音符と16分音符でのシンコペーションの使い分け、8ビートの縦割りでの歌詞の強調などが、どのように使われているかは歌詞と共に見てゆきましょう!
歌いだしの部分をチェック
まずは歌詞を見てみましょう。
真夜中に目覚めちゃった
なぜか泣いてしまった
優しい夢を見た
心まで溶けていくの
その熱が残るような
あなたの夢だった
出典: 幻/作詞:椎木知仁 作曲:椎木知仁